今日23時18分に火星と地球が最接近しました。
晴れれば撮影してやろうと迎撃態勢を整えてたんですけど、残念ながら曇られてしまいました。
今夜の火星の正中(真南に来て、地平高度が最大になること)時刻は日付が変わった後の0時11分。
その時の火星面はこんな模様になっているはずです。
(AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション ※上が南)
中央やや左上に「太陽湖」と呼ばれる目玉模様が見え、その右に「シレーンの海」という横長の暗色模様が
連なった状態ですが、北半分には目立った模様がなくて、実はあまり見映えの良くない面なのでした。
これが一週間後の10月14日になると、正中時にこういう模様が見えるはずです。
ほぼ全面に暗色模様が広がり、これなら見映えが良さそう。
さらに一週間経った10月21日の正中時における火星面はこんな感じ。
「大シルチス」と呼ばれる最も濃い暗色模様が左下寄りに見えるはずで、
この位相が個人的には最も火星らしさを感じることができる面だと思ってます。
最接近は過ぎてしまいますが、まだしばらくは観望・撮影を楽しめそうなので、
晴れたら狙う準備だけはしておきたいと考えてます。
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