D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=9.0, SS=1/60s), +0.7EV (Matrix metering), ISO400, WB=Cloudy (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
米粒のように小さくて白いつぼみをたくさんつけた木を見つけました。探してみると、白い花が咲いている房もありました。4つに分かれた花びらの中から、黄色い花粉をつけた雄しべが2本顔を出しています。
初めて見たときは名前も分かりませんでしたが、後に別の公園でネズミモチだと知りました。
花の房がゆらゆら揺れると思ったら、ずんぐりむっくりとした愛嬌ある虫がいました。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=5.0, SS=1/100s), -0.7EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Cloudy (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm), Cropped
クマバチ発見!
クマバチを見つけたのは、先月藤の花に止まっているところを見かけて以来のことです。道端で偶然友達に再会したように心が躍ります。よく見ると、この蜂のお尻は花粉で黄色くなっています。
クマバチは、虎の毛皮のような色をしたふかふかのボレロを肩にまとい、ぶーんと飛んでは花の房に止まります。
堂々たる体格のクマバチが止まった房は大きくしなり、クマバチが来たよと言わんばかりに派手に揺れます。
クマバチは、花が揺れるのも構わず、お気に入りの花にもぞもぞと顔をつっこみます。やがて羽を休め、お尻をこくんこくんと脈打たせて蜜を吸います。
蜜を吸ってしまうと、また羽を羽ばたかせて次の花を探しに飛び立ちます。
「ばいばい」
花の房はまた派手に揺れてクマバチを見送ります。
花から花へぶんぶんぶんぶん。
止まってもぞもぞ。
蜜をこくこく。
近くの花へぶーん。
お目当ての花がゆさゆさ。
また蜜をこくこく。
今度は少し離れた花を探しに、ぶいーん。
また房を派手にゆさゆさ。
こくこく。
ぶんぶん。
ゆさゆさ。
こくこく。
ぶんぶん。
ゆさゆさ。
人間に比べればとっても小さな命ですが、与えられた命をまっとうすべく、食糧確保に奔走しています。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=6.3, SS=1/160s), -0.7EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Cloudy (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
働き者のクマバチは、夕日が水平線に沈みかけても、まだせっせと仕事に励んでいました。
関連記事: 今年見たクマバチ
1回目: 藤で (5月11日の記事)
2回目: ネズミモチで (今日の記事)
クマバチのことを、英語ではcarpenter beeと言います。直訳すると「大工の蜂」。木に穴を開けて卵を産みつけることから大工の名前が付いたのでしょうか。
(6月30日追記) その後、ラベンダーの花でもクマバチとミツバチを見つけました。2006年6月30日から連載で紹介しています。
蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年6月22日の記事は → 「夜の港で」 【みぃのつぶやき】 ざぷっ、ざぷっと波が寄せる岸壁。夜の海は真っ黒で、ちょっと怖い。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。 |