D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/200s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
数日後、再度ラベンダー園を訪れました。ずいぶん花も開き、園内が紫色で埋め尽くされていました。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.0, SS=1/200s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
写真論では、一般に線のボケは汚いと言われますが、放射状に広がるラベンダーの茎は、斜線模様の入った型板ガラス*を通して見るような世界を演出してくれます。
線のボケがこんなに美しいなら、顕著な二線ボケ**を起こすレンズで撮ってみたいです。一般に「美しくない」とされる二線ボケを逆手に取った写真ばかり狙って撮るのはどうでしょう。世間の片隅に追いやられ、光を当てられることのない世界に光を当ててみる。二線ボケは、写真のテーマとして研究してみる価値があると感じました。
* 型板ガラス …… 表面に模様の入ったガラス。「ジーエルホーム: 2×4の住まいづくり: How to Planning: 第7話 ガラスの透明感をいじってみよう」では、さまざまな型板ガラスが紹介されています。
** 二線ボケ …… もともと1本である線状の物体が2本以上に分かれたように写るボケ。典型的な二線ボケの例は「お散歩デジカメ: 季節はずれの花」に紹介されています。そのほか、2005.8.5版のNikonレンズ総合カタログを見ると、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D (IF) の作例に顕著な二線ボケが見られます (二線ボケを狙って意図的に撮ったのでしょう)。
レフレックスレンズを使うと、線状の物体は二線に、点状の物体はドーナツ状にボケるそうです。一度レフレックスレンズも使ってみたいのですが、500mmや1000mmという焦点距離は長すぎます。せいぜい200mmから300mmで十分。
レフレックスレンズ疑似体験として、レンズの真ん中に丸い紙を貼って光を遮る方法もあります。レンズに直接紙を貼るわけにもいかないので、実際には安価なレンズプロテクターを買ってきて、その真ん中に丸く切った黒い紙を貼ることになるでしょう。真ん中に貼る紙の直径をレンズ直径の1/3にすると、ちょうどレフレックスレンズと同じくらいになります。やってみようかな。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.0, SS=1/60s), 0.0EV (Matrix metering), ISO320, WB=Sunny (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
辺り一面、紫色の穂が揺れています。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=11.0, SS=1/30s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-2), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)
日が傾くと、柔らかい夕日を受けて、ラベンダーの穂が金色に輝きます。
この夕日の色が、日暮れ時の楽しみ。
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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年6月29日の記事は → 「びわ種粉を作る」 【みぃのつぶやき】 去年よりかなり遅れて、ようやくびわの実をお試し収穫しました。甘酸っぱい上品な味でした。ちゃんと種も葉っぱも残してあります。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。 |