夕食後、三脚にカメラを取り付け、肩にかついで、ぶらりと外へ。宿を一歩出たところで、冷たい海風に頭を殴りつけられました。
カラオケの声が漏れてきます。海岸沿いの一画で小さな飲み屋が提供する、小さな島の小さな夜遊び。これも、毎夜繰り返される島の風物のひとつなのでしょう。
カラオケのダミ声を尻目に、海岸へ向かいます。
海岸は暗く、誰もいません。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=30s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Incandescent (-1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
水平線の代わりに、知多 (ちた) 半島に並ぶ町明かりが煌々 (こうこう) と海岸線を刻みつけています。
砂浜に出ました。夏には海水浴客でにぎわう浜ですが、今は冬。砂が飛ばないようにビニールシートがかけられています。
ビニールシートに覆われた浜の向こうは黒い海面。まばゆい海岸線と街灯の間に横たわる海面。
波の音は聞こえません。聞こえるのは風の音ばかり。
吹きすさぶ海風は、広い海原の上を何物にも遮られずにこの島まで吹き至り、私を飲み込み、旅館を飲み込み、島を飲み込んで、また次の土地を目指して走り去っていきます。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=3.0s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Fluorescent (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
風が非常に強いです。カメラのストラップが風にあおられてカメラがぶれるほどです。撮影するには、カメラのストラップとレリーズケーブルを手に持ってレリーズしないといけません。
「撮影する日じゃないな」
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=3.8, SS=6.0s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Fluorescent (-1), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)
撮影を切り上げて天を仰いだ私を迎えてくれたのは、空一面の星々。
「星ってこんなにいっぱいあったのか」
一方通行の狭い道でも高層マンションが建つ都会と違い、日間賀島には空を遮る高い建物がありません。町の明かりも少なく、夜空も暗いのでしょう。
そんな日間賀島の空には星がいっぱい。
南西の空には、大きな大きなオリオン座。三つ星の下にも星が見えます。近視の私でも、三つ星の下に別の星が明るく輝いていることが分かります。小三つ星までは判別できませんが。
「やっぱり歩いてみるもんだ」
強風を押して歩いた海岸。迎えてくれたのは、大きな大きな冬の星空。
宿に戻りましょう。海沿いの飲み屋では、相変わらず酔っ払いがカラオケをがなり立てていました。
知多・日間賀島旅行の目次は → こちら
「酒蔵とお土産」 ← 知多・日間賀島旅行の前の記事はこちら。
カラオケの声が漏れてきます。海岸沿いの一画で小さな飲み屋が提供する、小さな島の小さな夜遊び。これも、毎夜繰り返される島の風物のひとつなのでしょう。
カラオケのダミ声を尻目に、海岸へ向かいます。
海岸は暗く、誰もいません。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=30s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Incandescent (-1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
水平線の代わりに、知多 (ちた) 半島に並ぶ町明かりが煌々 (こうこう) と海岸線を刻みつけています。
砂浜に出ました。夏には海水浴客でにぎわう浜ですが、今は冬。砂が飛ばないようにビニールシートがかけられています。
ビニールシートに覆われた浜の向こうは黒い海面。まばゆい海岸線と街灯の間に横たわる海面。
波の音は聞こえません。聞こえるのは風の音ばかり。
吹きすさぶ海風は、広い海原の上を何物にも遮られずにこの島まで吹き至り、私を飲み込み、旅館を飲み込み、島を飲み込んで、また次の土地を目指して走り去っていきます。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=3.0s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Fluorescent (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
風が非常に強いです。カメラのストラップが風にあおられてカメラがぶれるほどです。撮影するには、カメラのストラップとレリーズケーブルを手に持ってレリーズしないといけません。
「撮影する日じゃないな」
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=3.8, SS=6.0s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Fluorescent (-1), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)
撮影を切り上げて天を仰いだ私を迎えてくれたのは、空一面の星々。
「星ってこんなにいっぱいあったのか」
一方通行の狭い道でも高層マンションが建つ都会と違い、日間賀島には空を遮る高い建物がありません。町の明かりも少なく、夜空も暗いのでしょう。
そんな日間賀島の空には星がいっぱい。
南西の空には、大きな大きなオリオン座。三つ星の下にも星が見えます。近視の私でも、三つ星の下に別の星が明るく輝いていることが分かります。小三つ星までは判別できませんが。
「やっぱり歩いてみるもんだ」
強風を押して歩いた海岸。迎えてくれたのは、大きな大きな冬の星空。
宿に戻りましょう。海沿いの飲み屋では、相変わらず酔っ払いがカラオケをがなり立てていました。
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