花浄土鹿児島

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金吾様踊り さつま町中津川大石神社 2015/09/20 (鹿児島)

2015-09-21 18:33:33 | 祭り・伝統行事
9月20日さつま町中津川の大石神社秋季大祭に「金吾様踊り」(きんごさあおどい)が奉納されました。

兵児踊り 衣装と動きがユーモラス 11時7分 尾原 友励会(ゆうれいかい)


踊りについて、さつま町ホームページから引用して紹介します。

さつま町中津川地区に伝わる金吾様踊りは、織田・豊臣時代にこの地域を治めていた祁答院島津家初代「金吾左衛門尉歳久」を祀る「大石神社」秋季大祭に奉納される踊りです。『大石神社』は武の神・安産の神・稲作の神として崇敬されています。

各集落による鷹刺し踊り・兵児踊り・虚無僧踊り・六尺棒踊り・三尺棒踊り等が奉納されます。

中津川文化財少年団による俵踊りのほか、恵光保育園の子どもハンヤ節も参加し祭りを盛り上げます。中津川小学校とPTAの協力で子ども御輿もお祭り気分を盛り上げてくれます。(引用終わり)

昨年は雨のため近くの小学校屋内で踊られました。
今年は強い日差しが照りつけるなか、大石神社境内で各種演芸が奉納されました。順を追って踊りの様子をお伝えします。

開会前 9時27分 社殿前はカメラマンが一杯


子供みこしに続く踊り


地割り舞 9時55分~10時20分頃 午前中に1回だけ奉納


笛と太鼓に合わせた厳かな踊り 


中津川文化財少年団の俵踊り


恵光保育園児の子どもハンヤ


兵児踊り(尾原 友励会)


三尺棒踊り(武白猿民芸保存会)


虚無僧踊り(別野公民会踊子連)


柊野(くきの)棒踊り 招待団体(さつま町柊野芸能保存会)


9時半の開会あいさつに続いて9時半頃から演芸奉納開始。最初に子供みこしが境内に入り祭を盛り上げました。日差しが強く明暗差が強烈でした。観客、カメラマンも多く、撮影場所がうまく確保できませんでした。大石神社境内はかなり広いためレンズは広角系よりも望遠系ズームレンズを使う場面が多くなりました。

太鼓踊りのように限られた踊りではなく、列をなして踊る形式美を感じる踊り、兵児踊りのように迫力を表現したいもの、地割り舞のように動きが少なく厳かな踊りなど変化に富んでいます。

踊りの列に接近して撮影することはできませんので、画像が単調にならないよう位置を変えながら撮影しました。ここまでの画像は奉納演芸の一部です。

12時9分 午前の部が終了 神社を後にする人たち


以下は午後の部 13時から俵踊り


午後から訪れたカメラマンのようでした


杉木立の日陰から声援を送る観客


棒踊り


兵児踊り


六尺棒踊り(北方町清友会)


午後は団体バスで訪れた人たちもありましたが、カメラマンは昼食時間帯までに殆どが引き上げたので撮影はしやすくなりました。午後も強い日差しが照りつけ顔の表情などは写りにくい状態でした。大きな望遠レンズを駆使する人も見かけました。

午前の部でも踊られた「鷹刺し踊り」、午後は標準系のズームレンズを使用しました。やはり望遠と標準系で2台のカメラを使い分けるほうが効率が良いと感じます。昨年まではニコンD200も併用していましたが、長年の使用で基盤部まで腐食が進行し修理不能で寿命を終えました。

現在はD700の一台だけで、屋外の埃っぽい場所ではレンズ交換が億劫になり、一眼レフの効能を十分に活かせない有様です。D700も落下やシャッター関連部全面交換などを経て老朽化しています。以前はカメラやレンズの重さを意識したことがなく体の一部でしたが、最近は重く感じるようになりました。D750がほしいと思っていますが実現していません。

鷹刺し踊り(弓之尾 恵友会)


鷹刺し踊り


鷹刺し踊りと手前は五つ太鼓(いつっでこ)


鷹刺し踊り


鷹刺し踊りの由来について
領主の狩猟は武士の武術の修練と領民の動向視察の目的をもって農民を勢子に駆り立てて奉公させた。この鷹狩りの様子を踊りにしこみ、お祭りや殿様の領内廻りなどのとき、武運長久と領内安穏、領民の安全を祈って踊るようになったといわれています。(パンフレットから引用)

陣笠をかぶった踊り手と、鷹を左手に持った踊り手の2列が登場します。宮之城地区独特の五つ太鼓と三味線の早いリズムに合わせた軽快な踊りです。鷹刺し踊りに続いて民謡数曲の手踊りも奉納されます。一ヶ月ほど練習を重ねたという息の合ったすばらしい踊りです。手足の運び、腰のすわりなど素人目にも鍛錬が積まれていることがはっきりわかり、見ていてとても気持の良い踊りでした。

手踊り




14時27分 祭が終わり神社を後にする


午前の部だけで帰ろうと思いましたが、天気も良いしこの機会に存分にお祭を堪能しようと最後まで居ました。中津川地区の皆さんには児童から、青年、壮年こぞっての踊りに、幼い日の村祭の楽しさを思い出しました。今年もすばらしい秋の一日を満喫させていただき、ありがとうございました。
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