花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

10年ぶり 尾下太鼓踊り 2017/11/05 (鹿児島)

2017-11-06 20:43:01 | 祭り・伝統行事
11月5日(日)、南さつま市金峰町の尾下(おくだり)地区に伝わる太鼓踊りが10年ぶりに復活披露されました。

踊りの一行 10時34分 奥に金峰山が見える


11月3日付の地元紙南日本新聞記事で知り、金峰町の太鼓踊りは初めての撮影でした。開催場所などが判らず数か所を尋ね回り、ようやく10時過ぎに踊り一行に追いつきました。

福田寺(ふくでんじ)での踊り 11時5分


お寺の掲示板


「一大事業に心身をぶち込む」との強い言葉に、ぬるま湯暮らしの我が身が引き締まる思いでした。

多布施(たぶせ)神社前で休憩 11時28分


多布施神社での奉納 11時38分


大浦太鼓踊り、津貫太鼓踊りでは太鼓に軽く触れる程度ですが、ここでは力強く打ち鳴らして踊っていました。小学生中心に踊っていたこと、徒歩での移動のためか、太鼓打ちはスポーツの服装で足元は運動靴でした。2人ずつの鉦と小太鼓は着物姿で動きが多いのも特徴的でした。

11月5日 太鼓踊りの行程(予定)
 10:00 尾下農村研修センター出発 10:15 旧南多布施駅付近
 11:00 福田寺 11:50 多布施神社 12:00~12:50 南方神社 昼食

 13:20 亀ケ城神社 13:40 麓招魂碑 14:00 尾下招魂碑
 14:30 福田寺(15:00 終了)

 9月中旬の予定が台風で延期されたものです。研修センターは福田寺の西側数百メートルに位置しています。センターを出発した一行は西に向かい旧南多布施駅付近から引き返すように東にゆっくりと進んで福田寺に向かいます。研修センター前での踊りはありませんでした。

福田寺は市役所金峰支所の北側国道270号の交差点北西側にあります。多布施神社までは徒歩5分程度、次の南方神社までは徒歩10分程度でした。踊り前後に休憩をはさみながら徒歩でゆっくり移動しますが、9月ならば大汗が流れそうです。

南方神社に向かう一行 11時49分


福田寺と多布施神社近くには広い駐車場がありませんが、南方神社周辺は車を止める場所があり先回りのカメラマンが多数いました。最近の祭りでは踊り子が徒歩で長い区間を移動する風景は少なくなっています。

南方神社境内に到着 12時6分


若い力 12時6分


踊りの一行が二つの鳥居をくぐり境内に進む場面では多くの人がカメラを向けていました。境内に入り軽く踊って昼食のため休憩となりました。

境内では準備が整っており観客、カメラマンにも鶏飯や飲み物がふるまわれ、ありがたく頂きました。お陰様で昔の知り合い、顔見知りのカメラマンなどとゆっくり歓談できてうれしいことでした。

午後も頑張るぞ 12時51分


雲のない青空からの日差しは強く明暗差が大きい 13時9分


南方神社での奉納を終え一行が鳥居をくぐり神社を後にするところで大半のカメラマンは撮影を終えたようです。私は市役所金峰支所に車を置いたので、一行とともに鉦の音に励まされながら亀ケ城神社に向かいました。

亀ケ城神社の石段を上る 13時31分


境内での奉納


14歳から68歳までのメンバーが参加


ここで南さつま市の本坊市長がお見えになり、激励の言葉をかけておられました。木が茂り明暗差が少なくきれいな動画が撮影できました。

次の会場麓招魂碑へ向かう 13時41分


福田寺を出発して反時計回りに歩き、多布施神社、南方神社、亀ケ城神社を経て麓集落に着きました。鎌田知事の生家跡を過ぎ少し南に入り込んだところに石碑が立っていました。

甘柿だと教えられた 13時47分


ここの踊りの始まる前に帰途につきました。南薩養護学校を過ぎ国道270号に出て市役所支所まで歩く途中では空家、空地も目に付きました。撮影機材をリュックに背負い、左肩には重たい三脚を担いでよく歩いた一日でした。

次の撮影機会が9月とすれば、ずっと歩いて随行するのは困難でしょう。踊り子さん、多くのサポーター、関係者の皆様には大変お疲れ様でした。貴重な撮影機会を得てありがたい一日でした。金峰町の皆様方に感謝、感謝です。

<追記>

たぶせ・・・・田布施、多布施、多夫施の表記があるようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。