hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

世界が抱える負の遺産!

2013-10-04 06:00:55 | 日記
 偽りの好景気の裏に潜む大きな恐怖! 個人と同じで見た目には派手で豪華な生活に見えても、その前提が借金や負の遺産の上に成立っていれば結果は必然である。

 サブプライムローンの不良債権をファンド化して海外に売り払い急場を凌いだアメリカが、今度はデフォルトの脅威である。 世界にばら撒いたアメリカ国債は総額どれ位あるのだろうか?

 世界に緊迫や騒動を引き起こして潤うアメリカの事情で、どれだけ他国の国民が苦しい境遇に追い込まれて来たか? アメリカの繁栄や栄華は、その裏返しである。

 その上に、世界には見えない処に負を抱える原発や核兵器という核の遺産がある。もっとも大きな原発被害は、チェルノブイリと福島だが、核兵器や原発が失くなら無い限り、この負は増えるばかりである。

 核のゴミが溜り続け、その後始末を先延ばししているのは、財政の上での負の遺産の増大の図式と瓜二つだ。 世界が、この流れから脱却しようとする時の最大の近道がデフォルトである。 自国だけの範囲で解決すれば国民の財産に手を突っ込んで奪い取るしかないが海外に借金すれば、自国のショックは小さくて済む。

 今では、ヨーロッパさえも同じ方向に進み始めている。 東電が破綻せずに存続できているのは日本政府の方針である。もし東電のデフォルトを決行したら被害は大銀行や株主に大きい。 この図式は即ちアメリカの財政ではないのか? 本来、最も簡単な処理方法は、破綻処理である。

 世界が進もうとしているのは、目先の安泰の存続維持である。 いつか来る核のゴミの処理問題や事故後の被害対策の負担問題。 その上に、治まる兆しの無い人種戦争と激化するテロ。

 アメリカは、いつか来る世界の破綻を知っている。そして一旦、デフォルトしてしまう事が、解消の最短の近道であり、もっとも自国の被害を抑える方策である事を知っているのだ。 いつ、それを選択するかは不明であるが、この政府機関の閉鎖は、ひょっとして、その序曲かも知れません。