日本には数多くの言い伝えがあります。私が嫌いな長いものに巻かれるとか、臭いものに蓋をするとか!
ですが、グレーを多く語るようになったのは、其れほど前のことではありません!
昨日のNHKのテレビに出演していた女の弁護士の口からも、グレーの言葉が数回出ました。
岡崎市の地裁の判決ですが、父親が娘に性行為を強いたのではという犯罪に対して、無罪が下された判決の問題でした。
日本の法曹界では疑わしくは罰せずと、これが如何にも正道であるかの如く言われていますが、これは稀に、そう受け取られるケースもあるということに過ぎません。
ところが一方では、未必の故意という解釈が有りながら、判決で適用されることは殆どありません。
この番組の中でも、弁護士の口からからは、この判決は地裁の判決ですし、検察は控訴しているから未だ、決定はしていませんと言っています。
一審とは言え、この判決が下されることが、どれだけ大きな社会的影響があるかなんて考えていません。
どういうことかと言えば、裁判所や弁護士にとっては、控訴や上告が発生する判決が重要なのです。
法律の解釈や判決で、グレーが多ければ多いほど、裁判所や弁護士の仕事が増えるのです!
社会や世間では、口が避けても言えないのでしょうが、それが本心です。疑わしくは罰せずも、未必の故意も都合良く解釈して使い分けるのです!
日本の法曹界が如何に、国民を欺き、自分達の利害を優先させて来たか?愚民とされて来た日本国民には解らないのが現実です。
厳しくすべきは何に対してなのか?情状を酌量するべきは何なのか?
日本では強い者には甘く、弱い者には厳しくが当然とされ皆、暗黙の内に受け入れています。
自由とは、平等とは、権利とは、義務とは?もう一度考えて下さい!