日本の特殊なグレーの実例を挙げておきます。
市場の金利の問題ですが、以前から問題になって来た利息制限法と出資法の2重構造が何故、認められるのか?
この貸金業が課してきた、高金利が騒がれて政財界が何を考えたかと言えば、金融業と貸金業それに法曹界が三者得になる方法でした。
グレーを作らず、一本化してシムと先ず、金融業界の旨みが無くなります。
白黒を、はっきりさせてしまうと、貸金業は直ぐにでも過剰に取り過ぎた金利分を返金することに成ってしまいます。
これが明瞭になれば、行政の側は、即座に貸金業に返還をさせなくてはならなくなります。
この3つの部分を丸く治める為には、グレーを作って曖昧なままにすることが一番であると考えた訳です。
グレーな部分ですから、法を熟知している者だけが手続きを踏めば返還請求が出来、手続きしない者は、しない方が悪いんだと納得させる。
そうすると手続き上、法的な手続きが必要となる案件が一杯、増えるという訳です。
ですから、貸金業、行政、法曹界の3者にとって、こんな都合の良いぐれーは無いのです。
この金利問題のグレーは単に一例でしかありません。役所や教育界、医療界にも溢れています。
中身が複雑になれば成るほど、世間で言う専門家や有識者が美味しい思いをする仕組みです。
日本の財政の中身にも、このグレーが溢れています。その頂点にあるのが特別会計です。
いくら言っても、理解出来ませんか?