ホテルのアフタヌーンティースタッフを辞め結婚相手とパティスリーを作る涼音らを主人公にする連作短編集。
夫婦別姓問題や古臭い価値観に深く切り込む意欲作。作者の意図に同意するとともに、こういうの受け付けない人達が多いだろうことに悲観する。トランプが当選してしまったし。
今日の一曲
水曜日のカンパネラで、「願いはぎょうさん」
では、また。
水曜日のカンパネラで、「願いはぎょうさん」
では、また。
仏教最大宗派燈念寺派の末端僧侶凌玄がバブル期に怪しい面々と組んで頂点を目指そうとする話。
めちゃくちゃ面白かった。すごく好み。バブル期の京都の裏側や役所、政治家、ヤクザ総出演。実在の人物を想像できる人もいたが多くはフィクションなのかモデルがいるのかさえ分からないぐらい壮大。
今日の一曲
緑黄色社会で、「馬鹿の一つ覚え」
では、また。
緑黄色社会で、「馬鹿の一つ覚え」
では、また。
軽井沢に暮らすアメリカ人、隣の別荘にやって来たのは、日本人で南米で大使を務めた夫とその妻貴子。日本文化を愛する不思議な貴子の過去を巡る。
良かった。古き良き日本について色々考える。ストーリー展開を味わうような話ではないかと思っていたら意外な展開もあり、それも良し。
今日の一曲
Men Without Hatsで、"The Safety Dance"
では、また。
Men Without Hatsで、"The Safety Dance"
では、また。
見守り屋シリーズ主人公が恵麻に変わり、仕事の後に朝酒を飲む連作短編集。
実在するであろう美味しそうな食べ物が沢山登場。目黒の生ハム食べ放題ぜひ行きたい。
今日の一曲
Incognitoで、"Nothing Makes Me Feel Better"
では、また。
Incognitoで、"Nothing Makes Me Feel Better"
では、また。
母の家を出て、重病の人の介護をする女性。大切な人の死と新しい出会いを静かに描く。
良かった。ネタバレしてはいけないけれど、恋愛小説と言ってよいと思う。人を好きになるとはどういうことなのか教えてくれる。
今日の一曲
Vaundyで、「風神」
では、また。
Vaundyで、「風神」
では、また。
他の女になりすましライアンの彼女になったエヴィ。ライアンの友達が連れてきた彼女は自分にそっくりだった!
めちゃくちゃ好みの小説。どんでん返しに次ぐどんでん返し。極上の犯罪小説で極上のスリラー。スゲー、スゴすぎる。
今日の一曲
Lady Gagaで、"Disease"
では、また。
Lady Gagaで、"Disease"
では、また。
数の概念が分からない、や文章題を読み取れない小学生。認知科学的になぜか、どうすればよいか解き明かす。
子どもがどうして間違えるのか、そのプロセスが分かるのはスリリングだった。
今日の一曲
Talking Headsで、"This Must Be the Place"
では、また。
Talking Headsで、"This Must Be the Place"
では、また。
幕末、伊予松山藩が親藩がゆえに長州と戦う様を医療で奉仕する若者から描く。
すごく良かった。幕末を描く小説は色々あるけれど、ベストの一つ。幕末のスターが登場するのも良かった。
今日の一曲
オーイシマサヨシで、「ギャンブリングホール」
では、また。
オーイシマサヨシで、「ギャンブリングホール」
では、また。
33歳独身、達家尚成の生殖器から見た彼という人間。
意外と面白かった。セックスの話はほとんどなくて、小説というより哲学書に近い。家や個人の存在意義、ヒトという不合理な存在について等色々考えさせられる。
今日の一曲
Perfumeで、"Cosmic Treat"
では、また。
Perfumeで、"Cosmic Treat"
では、また。
1967年グリーンランドの秘密基地で二人の、状態が全く違う焼死体。残った一人は記憶喪失。何が起こったのか?
時代背景や登場人物は良かったが、長すぎるのとネタの一部は想像通りだった。苦行の読書だった。
今日の一曲
anoで、「許婚っきゅん」
では、また。
anoで、「許婚っきゅん」
では、また。
ヤンチャ坊主、シルバーファーンが競馬界を駆け抜ける。生産牧場、調教師、馬主の夢を乗せて。
めっちゃ面白かった。各々の登場人物の大変さと喜びがすごく伝わって来る。競馬を裏方から描く小説には傑作が多いけどこれもその一つ。
今日の一曲
Desmond Dennisで、"Can You Stand the Rain"
では、また。
Desmond Dennisで、"Can You Stand the Rain"
では、また。
工事現場を辞めるおっさんから貰った馬券は大金を産んだ。すると人々の感情を読むシステムを日本政府に売り込む代理人になれと言われる。
エアー3.0という新刊を見かけた。面白そうと思ったら前作があるそうなので読んだら、大傑作だった。近未来政治経済改革小説。9年前にこんな小説出てたのか!
今日の一曲
Creepy Nutsで、「オトノケ」
では、また。
Creepy Nutsで、「オトノケ」
では、また。
リスペクトしてるふみちゃんが酷い目に会った。不思議な力を持つぼくが復讐しようとする話。
先生が力とはどういうものなのかの教えるのが物凄く丁寧で、冗長じゃないのに驚く。ある種の哲学書。すごく良かった!
今日の一曲
緑黄色社会で、「僕らはいきものだから」
緑黄色社会で、「僕らはいきものだから」
では、また。