マリー・アントワネットが書いた風の日記を、現代日本人女性が書いたように変換する。
橋本治の桃尻娘風、もしくは桃尻語訳のようだと言ったら古いだろうか。
マリーがオーストリアから、フランスに嫁に来る辺りから、処刑されるまでを、実に軽薄な文体で綴る。
男子が「男になる」のは社会的に一人前と認められたときで、女子が「女になる」のは出産の準備がととのったとき。なんだそれ。飲み込めない。激安焼肉チェーン店のゴムみたいな牛ホルモンより飲み込めない。
とか、ラスト近辺、フランス革命の後逃亡するとき、
財産はほとんど没収されちゃったも同然だし、この先の収入のあてもないんだから。夫婦そろってノン収入☆ ひーっ、心の知覚過敏にしみるわ。
など、18世紀のフランスのことを21世紀の日本語で描く奇書。なかなか面白かった。
今日の一曲
ハナレグミfeat. 忌野清志郎で、「サヨナラCOLOR」
では、また。
ハナレグミfeat. 忌野清志郎で、「サヨナラCOLOR」
では、また。