ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

勘違い

2010-07-26 09:54:43 | 日記
今日は、通勤途上でのできごとをひとつ。
いつもの電車に乗り込むと、女性がふたり並んでいる前にたった。

一人は熟睡していて、隣の人によりかかった感じでいた。

電車の揺れはここちよい。
熟睡女性は、時折よりかかるのをやめて姿勢を正すが、すぐ隣の女性にもたれかかった。

ここまでは、時折、目にする光景。

持たれるのを嫌がって、押し戻す人が多い中で、彼女は肩を提供し、堪えていた。

何度か、繰り返される光景に、二人は見知らぬ同士と判明した。

やがて、熟睡女性の降りる駅に着いた。
突如、目を覚ました熟睡女性は、手にしていた物で、いままで肩を貸してくれていたメール女性
の膝をたたいたのだ。

びっくりして顔をあげたメール女性と目があった。
「逆じゃん?」と思わず声に出た。

熟睡女性は、ささっと、電車を降りていった。
メール女性もまた何事もなかったかのように、メールの文面を打ち始めた。

一瞬のできごとだった。

なぜ熟睡女性は隣席の人の膝をたたいたのか。
時折、熟睡を妨げられたことで、堪忍袋の緒がきれたのかもしれない。

メール女性も、ひたすら、肩を貸してあげてたのに、この仕打ちと腹立たしくなるところだろうに、
メールをひたすら打つことで、気分を払しょくさせてしまった。

目にすることだけしか信じないという人がいる。
見たことだけを信じますと言う人もいる。

見えたことはすべてではないし、錯覚ということも結構ある。
勘違いというのも、ある。

人に報復する前に、確認するか、我慢して、自分の錯覚かもと、昇華させるほうが、無難だろう。

今回のできごとは、これで多分終わったと思うが、たたかれた方が逆上して、追いかけて行って
反撃するかもしれないし、後日、乗り合わせるかもしれない。