婚外子差別は違法との判決がでたそうな。
婚外子という言葉も嫌な感じがしていたが、違法判決には、エールを送りたい。
親の結婚の状態によって、子どもの遺産相続の金額がかわるなんてのは変だと以前から思っていた。
差別の何物でもないとまで思っている。
しかし、この遺産相続は、根が深い。
たとえば両親が事故などで同時期に亡くなった場合と、父親が先になくなって、母親が後の場合と
母親が先で父親が後の場合ではこどもが受け取る遺産の金額がかわるとか。
たくさん遺産が残されると、遺族の間では、争いが起きることも。
わずかの遺産でも、兄妹にいさかいや、疎遠になったりの波紋が生じたりすることも。
なまじっか残さない方がと、遺産を残さない親もいるそうな。
親が死ねば、死亡届けを出したり、焼く許可書をもらったり、葬式の手配をしたり、隣近所に連絡したり、
何10万もかかる。
戒名をもらうだけでも10万はかかる。
埋葬するまでにも、線香をたてたり、お供えをしたり、塔婆を作ったり、埋葬まで、何やら用事がある。
葬式代くらいは、残そうと考える、人もいるけれど、人並みを考えるなら100万単位。
遺産がわずかでも、いくらかでも、と手を出したくなるもの。
少しくらいは、ないと、金がないのでと、ビニールにくるまれて押し入れになんてことになるやも。
なんやかんやと差別をつけたくなる中での、判決、一部の人には、不満一杯だろう。