某中学校の教頭が、給食費や校外学習の積立金など約380万円の入ったバッグを、置き忘れて
紛失したと届けがあったそうな。
私用で近所のATMを利用。
そのまま、置き忘れて学校に戻り。
ようやく、忘れたことに気付いたという。
「ほんまかいな」とただ驚きの事件。
私用を一緒にするのも許せない。
私用をどうしてもというのであれば、先に公用をすませてからにするのが順当。
学校に戻るまで気がつかないなんていうのも、教頭ともあろう人のなせることかと
あきれる。
同市教育委員会は、「今後このような事態を起こさないよう、現金を持ち歩く際には、複数の職員で対応する」とコメントした。とのこと。
何ともお粗末な出来事。
そういう程度の者が、学校の運営にかかわっていることが何とも不思議な気がする。
そうえいば、だいぶ前のことになるが、公務員に、「一日の過ごし方」見たいな冊子だかを配ったという記事が、にぎわしたことがあった。
「朝起きたら、服を着替え、歯を磨き、洗顔をする」とか細かい事柄が載っていて、物議をかもしたことがあった。
最近の社会人は、マニュアル人間になったと聞いたことがある。
いちいち、行動を指示しないとさっぱり、動かないとか。
初めて、社会人になってた時に、オリエンテーションを受けたり、安全について法律のことなどのレクチャー
を受けたことがあるが。
生活のことまでは言われたことはなかった。
何年も給与をもらう立場で生活して行くうちに、5分、10分の遅刻が日常とか、休みの連絡を本人がせずに
親とか、配偶者からしか来ないとか、職場から外出する時に、誰にも言わずにふらっと出かけるとかを日常に
目にするようになり、びっくりしたことがあった。
会社の常識が世間の常識と違うのはわかるが、世間の常識が会社では、薄くなっているように思う。
大会社の人とか、小さい会社の社長とかであっても、結構、生活のマナーを知らない。
定年などで、引退し、地域の会合などに来ると、部長の立場でしか物が言えないからと、批判されることも
あるとか。
マニュアル人間というのは、結局、家庭の教育がなくなったということのような気がする。
学校の成績がよくても世間のことを知らない人は多い。
人は、知と育・体が必要なのに学校教育は知が主。
それも学業に特化している。
世間のことを教えてくれる先輩やら地域や隣人は、他人のことへの口出しをシャットアウトされ、
聞いて無くれないし、言える雰囲気もない。
なんとも、お寒い気がする。