指揮者は「オーケストラを一つの生き物にする」のだそうな。
一人ひとりの演奏家もこういう風に演奏しようと考え、自分たちなりの
演奏をイメージするが、マエストロが目指す演奏を、オーケストラの団員に、まず伝えていく。
団員は、マエストロの意思を組み、最大限の演奏をする。
1.基礎的能力や指揮法などのアンサンブルを合わせる能力
2.楽曲を読み取る力
3.オーケストラをエンローする力
4.何がなんでも目指すレベルに導いていくという意思の強さ、実行力
オーケストラを動かすのは「指揮棒」ではなく、「楽曲への想い」なんだそう。
指揮者の仕事って多岐にわたって、色々ある。
過去にも色々な指揮者と出会った。
一回だけのこともあるし、何十回と、指導してもらったこともある。
共通しているのは、どの指揮者も熱意がいっぱいあること。
辛抱強いこと。
だいぶ前に有名は演出家の舞台けいこの模様と地方巡業をしているという座長の
稽古風景をみたことが、あるが、まるっきり違う。
指揮者のほうが大変だなぁと思う。
指揮者の知恵
藤野栄介
学研新書