春闘の季節が来た。
ベースアップと賞与のアップが主なのは、変わらない。
時短要求で、始業時間が15分早まったことがあった。
組合の人から、「次はもう15分で30分」と聞いたことがある。
その後、バブルがはじけて、時短要求は姿を消した。
賞与の要求もお寒い情況となり、定昇が9,000円アップとかの
寒い時期が続いた。
その後、ボーナスどころか、定昇さえ縁のない職場になって、そこも
やがて、リストラの波を受けて、再就職先も当然、定昇、賞与「ゼロ」職場。
巷のボーナス商戦を他人事と、やっかみを抑えながら聞こえぬふりをしてきた。
4月からは、パート待遇になることが決まってしまった。
ベースアップを要求できる職場は、一見羨ましい。
しかしながら、ベースアップと賞与の獲得ばかりで動いているかのような組合には
落胆せざるを得ない。
労働者が、気持ちよく、元気に働けるような職場作りを目指して欲しいと思う。
福利厚生関連がずいぶん縮小されていると聞く。
手取りが多くなるのは、嬉しいことだろうけれど、環境をよくしてくれるほうがいいのではないかと
思う。
ワークシェアリングも進まないし、時短も停滞してるように見える。
賞与や、ベースがアップすると、商品の価格が上がって、税金も増えていくのだから、いたちごっこの
はじまりだと考えている者として、目に見える金より、潤いやゆとりへの投資に向けて欲しいと思う。
「24時間たたかえますか」は死語にしたい。