「人生は・・・・・終わりよければ、すべてよし!!」
重みのある、いい言葉だと思う。
戦争を体験、片腕を失い、極貧の生活にを耐えながら、こつこつと、信念をつらぬきつつ
しっかりと、前向きに漫画をかいてきた人だから、胸に響く。
それを支えてきたゲゲゲの女房。
素晴らしいご夫婦。
エールを送りたくなる。
ゲゲゲの女房
武良布枝
実業之日本社文庫
名を成した人の一言は、それなりの含みを持ち、聞く者へ感動を与え、人生訓としたくもなる。
一様に、苦や悲を含んでいるのが多いよう。
若いうちは買ってでも苦労しろという言葉もあるが、苦労や悲しみ、どん底などが人を強くしたり、
磨いてくれたり、するということだろう。
「悩みの無い人はいない」との自論を持っている。
悩みや苦しみを糧に変えられる人は、少ないかもしれない。
「耐えられない苦しみや痛みはない」と先人が言っていた。
うまく昇華させられるというのも、秀才たちの、能力なのかもしれない。
100の言葉は、それぞれに、力強い。
苦労した。悲しみにあった。そうした人生での言葉は、ストンと胸に落ちてくる。
「耳を傾けて聴くには努力がいる。ただ聞くのでは、なんにもならない。
アヒルだって聞くだろう?」(ストラヴィンスキー)
音楽家100の言葉
沢辺有司
彩図社