合唱の練習に、会場へ出向く。
指導者から、音程、音階、演奏記号、音色、様々な言葉で、団員に投げられる。
新しい、楽譜の練習に入るとき、作曲者のこと。作曲者の生きてきた背景。作曲者の考え方や人生。
そうしたことから、おたまじゃくしに命を吹き込んでいく。
様々ある楽器。
音色や音の出し方も様々。
どの楽器でも、人がかかわる楽器は、すべて同じものがない。
ヒトと呼ばれる楽器も、同一のものは皆無に等しい。
双子や親子は、声が似ていると言われるけれど、微妙な違いはある。
そんな、一つひとつの違いを超えて、いかに一つのように、聞こえるようにするか。
いかに混ざり合わせるか。
オーケストラと称される楽器群は、シビアと聞く。
声という分類の楽器は、一人ひとりの声の数だけ、色々あって、まじりあうのがなかなか難。
一人ひとりの意識や、団の方針、指導者の方針が団に合うことを、誰もが願っているとは、思う物の、声の人は、頑固な人が多いかもしれない。
そうした、個性を生かしながら、いかにまとめていくか、指導者の手腕にかかっている。
そして、根幹をなすものは、団員の意識。
意識が高い団は、どんどん、成長する。
成長できる団を目指したい。