ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

日本の15年戦争

2014-11-02 09:36:53 | 日記

昭和16年(1941)12月8日 日本海軍機動部隊が真珠湾に奇襲攻撃をかけることを決定した、政治、軍事の指導層ではしっていたのは20人足らずだったそう。

ほんの少し前のことなのに、知らされていないこと、よくわからないことの方が多い。

政治、軍事の秘密主義は、徹底していて、今でも全容はあきらかには、なっていない。

 

誰が戦争を始めたのか、どういう、事が起きていたのか、何がどう、操っていたのか、

ヒトの頭の中は、表には出ない。

資料も、書類も、残されていないから、想像するしかない。

 

あの戦争は、仕方がなかったと言われている。

石油の供給が絶たれたからだと。

 

戦争を起こしたい者にとっては、理由は何とでも作れる。

それこそ、捏造することも可能。

 

先日、ドイツのヒットラーの独裁への足跡のドキュメント番組をみた。

初めは、ヒットラーを拒否していた国民が、共産主義者への弾圧、ユダヤ人への仕打ちなどを

経て、国民からの支持を得ていく過程を、知った。

 

ヒットラーが、なぜ、独裁政治を敢行できたのか、不思議だったが、これで、納得できた。

 

日本が、戦争と言う道を選び、15年にも及ぶ戦争をしてしまったことに、いつも、もやもやとした思いを

抱いている。

何とか、わかりたいと願うものの、願いはかなわない。

 

しかし、また少し、真相に近づけたかもしれない。

 

検証・昭和史の焦点

保阪正康

文春文庫