男声合唱組曲「クレーの絵本第2集」1981<ケトルドラム奏者>
学校で英語の授業を6年やっても、しゃべれない。
聞き取れないという日本人は多いとか。
「I have a pen.」くらいはすっと言葉に言えても、
「I can not sperak english.」は言えても他の言葉はわからない。
聞き取れないし、話せない。
初めての英語の授業は、新鮮な驚きがあった。
それがすぐ熱がさめ、英語の授業の魅力は失せた。
高校生の時に、10回読めば100点取れるといわれ、7回まで読んで試験に臨んだ。
70点くらいとれて赤点は免れた。
結局、そのまま卒業。
英語はものにはならなかった。
今でも、単語は随分覚えたが、会話は今もってできない。
ぺらぺら、話せる人をみると尊敬の思いがわく。
学校で教える英語は「古典」だと聞いたことがある。
現実の英語圏の人は使わない言葉だと。
不思議な思いを持った。
学校で教える英語は、「学校英語」試験のための英語教育らしい。
なるほどと感心。
ぺらぺらでなくても、いい。
ちょっとくらいでもいいので、英語で話をしてみたいとは、思うが、英会話教室に行く気にはなれない。
周りに外国籍の人。英語会話の出来る人が結構いるけれど、たぶん、死ぬまでダメだろうと思う。
しなければならないこと。
英語を習得するより、他にもっと得ることの方が優先順位が高いこと。
そうして、自分に言い訳している。
まぁ、いいよ。
必要に迫られれば、重い腰もあがるだろう。それからでも遅くはない。
どうして英語が使えない?
「学校英語」につける薬
酒井邦秀
ちくま学芸文庫
ISBN4-480-08246-8