ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

速水御舟

2015-01-25 09:28:56 | 合唱

本物を本物以上に描かなければ、本物に見えない。

目からうろこのような、衝撃的な言葉があった。

 

「速水御舟 西洋への挑戦」番組を見た。

 

速水御舟 Wikipedia

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9F%E6%B0%B4%E5%BE%A1%E8%88%9F

日本画家が日本の顔料を用いて、西洋画のような画に挑んだそう。

 

傑作と称される、日本画を残した、速水御舟。

一枚の絵を描く。

様々な挑戦をする画家。

 

その緻密さと、気の遠くなるような作業。

奥の深さを知るとともに、頂点を極め理想を追求していく。

道を究めた偉人の言葉は心に響く。

鳥肌がたつような気持ちになることもある。

 

重く心に沁みこんでくる。

 

以前、何度も何度も読み返した、漫画の言葉がよみがえる。

 『アラベスク

「天才は、労せずに手に入れることができる。秀才は、努力を重ねて手にする。

努力を重ねながらより、上を目指す。それが代償となる。天才は難なく手にする代わりに、簡単に手放すこともできる。」

 細かい表現はまちがっているかもしれない。けれども、このような主旨だったと思っている。

 

その言葉が時折、脳裏によみがえる。

自分は、天才ではない。だから、上を目指すなら努力をしなければ手にはできない。

そして、重ねていければ、上を目指せるかもしれない、と。