島津亜矢 ★珍島物語(フルバージョン)
本物を本物以上に描かなければ、本物に見えない。
目からうろこのような、衝撃的な言葉があった。
「速水御舟 西洋への挑戦」番組を見た。
速水御舟 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9F%E6%B0%B4%E5%BE%A1%E8%88%9F
日本画家が日本の顔料を用いて、西洋画のような画に挑んだそう。
傑作と称される、日本画を残した、速水御舟。
一枚の絵を描く。
様々な挑戦をする画家。
その緻密さと、気の遠くなるような作業。
奥の深さを知るとともに、頂点を極め理想を追求していく。
道を究めた偉人の言葉は心に響く。
鳥肌がたつような気持ちになることもある。
重く心に沁みこんでくる。
以前、何度も何度も読み返した、漫画の言葉がよみがえる。
『アラベスク』
「天才は、労せずに手に入れることができる。秀才は、努力を重ねて手にする。
努力を重ねながらより、上を目指す。それが代償となる。天才は難なく手にする代わりに、簡単に手放すこともできる。」
細かい表現はまちがっているかもしれない。けれども、このような主旨だったと思っている。
その言葉が時折、脳裏によみがえる。
自分は、天才ではない。だから、上を目指すなら努力をしなければ手にはできない。
そして、重ねていければ、上を目指せるかもしれない、と。