石ノ森章太郎の漫画に出会ったのは、「さるとびエッチャン」だったか。
テレビでは、変身する、正義の味方や「人造人間キカイダー」などもあった。
マンガを描くことに興味を持ち、「マンガ入門」などで学んだことがあった。
漫画の神様、手塚治虫氏と、似ていて、どことなく違うという面があって、どちらも、
漫画への興味をそそり、漫画の世界で様々な世界を楽しませてもらった。
サイボーグ009については、単行本でも繰り返し、繰り返し読んだものだった。
テレビで放映された時も、イサンでテレビにかじりついた。
今回、図書館で、2冊のサイボーグ009の本を見つけ、迷わず借りてきた。
読み進めると、あの009とは、ちょっと違う別の世界だった。
亡くなったことをニュースで見た時は、「惜しい人が亡くなった」と思った。
今回、この本で、辛い闘病生活だったことを知り、なんともやりきれない思いになった。
石ノ森章太郎と手塚治虫は、共通点が多い。という印象がある。
ジャンルも、絵のタッチも、女性観も似ている。
手が動かなくなる直前まで漫画を描き続けたという点も共通している。
漫画に対する、思い。マンガに対する愛情。
2大漫画家だった。
彼等のような、漫画家は今、育っているのだろうか。
最近では、漫画を紐解くこともなくなり、漫画に対する情報は皆無となった。
テレビで時折、目にする「ドラえもん」は声優が変わって面白くなくなった。
鬼太郎はテレビより紙のほうが鬼太郎らしい気がする。
ちばあきおは自殺してしまった。
ゲームばかりになって、漫画界は、大変だろうと思う。
どうなってしまうのか。
サイボーグ009完結編
2012 009 conclusion GODS WAR Ⅰfirst
石ノ森章太郎 小野寺丈
角川文庫
サイボーグ009完結編
2012 009 conclusion GODS WAR Ⅱsecond
石ノ森章太郎 小野寺丈
角川文庫