父が庭にいる歌_父のいる庭/太郎_早春_紀の国
夏になると、怪談話が増える。
心霊現象とか、心霊スポットなどという言葉をよく耳にする。
湿気の多い日本の夏は、蒸し暑いので、怪奇現象で涼しくなりたいと思うらしい。
よく、怖いとぞっとした。
ゾォーとなった。などと聞く。
怖さにぞぉっとなった経験はない。
怖い場面や、不気味な映像の時は、身体がカアーッとなる。
血が上るのかはわからない。
和尚の話は、夏向きにぞうっとはならなかった。
少しかぁーとなった。思った以上に怖かった。
ぞうっとなってみたい人はご一読を勧める。
怪談和尚の京都怪奇譚
三木大雲
文藝春秋