ドイツ洪水 42人死亡、数十人不明 堤防決壊、家屋多数倒壊も
2021/07/15 20:11
2021年7月15日、AP
(毎日新聞)
ドイツ西部各地で14日から15日にかけて豪雨による洪水が発生し、地元メディアによると、少なくとも42人が死亡、数十人が行方不明になっている。河川の堤防も各地で決壊し、救助活動は難航。多数の家屋が倒壊の危機にあり、被害が拡大する恐れもある。
報道によると、西部ラインラント・プファルツ州では複数の住宅が倒壊。特にワインの産地で知られるライン川流域のアールワイラー地区では多くの家屋が床上浸水している。屋根の上に取り残されている人々も多いが、救助隊が近付けない場所もあるという。現地からの映像では、勢いを増した濁流に車がのまれ、流される様子などが報じられている。
西部ノルトライン・ウェストファーレン州では救助活動中の消防士が水死。南西部バーデン・ビュルテンベルク州でも死者や複数の行方不明者が出ている。【ベルリン念佛明奈】