バッハIOC会長に「帰れ」…広島訪問し黙とう中に抗議の声「キャンセル、オリンピック」
2021/07/17 06:00
(スポーツ報知)
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が16日、広島市の平和記念公園を訪問し、被爆者を追悼。世界平和への思いを語った。
午後1時半。バッハ会長はパトカーが先導する黒塗りの車列から姿を見せ、雨中を傘を差さずに慰霊碑へ歩んだ。五輪マークと「平和」「Peace」と書かれた花輪を献じ、50秒間黙とう。一般の立ち入りが禁止の公園内は厳粛な空気に包まれたが、その間も規制線の外から拡声機で「広島を利用するな」「ゴー、アウト!(帰れ)」「キャンセル、オリンピック」などと抗議の声が響き続けた。