尾身会長「感染再拡大に注意を」 まん延防止解除には全員賛成
2022/03/17 19:09
(共同通信)
新型コロナウイルス対策について話し合う政府の基本的対処方針分科会の尾身茂会長は17日、まん延防止等重点措置が解除になった後も「感染のリバウンドがあり得る」と話し、再拡大に注意する必要があるとの認識を示した。分科会の終了後に記者団の取材に応じた。
尾身氏によると、委員全員が措置の解除に賛成した。「多くの人が(解除しないと)社会へのダメージが大きくなるという問題意識を持った」と話した。医療関係者の委員2人は解除に消極的だったという
尾身氏は、措置の解除後も医療の逼迫を抑えるため、重症化しやすい高齢者への支援や感染リスクの高い行動の回避などが重要になるとした。