KYODO
震度6強1週間、長引く影響
新幹線脱線、発電所損壊
2022/3/23 21:06 (JST)3/23 21:23 (JST)updated
© 一般社団法人共同通信社
宮城、福島両県で16日深夜に最大震度6強を観測した地震は、23日で発生から1週間となった。3人が死亡し、負傷者は238人。東北新幹線が脱線し、全線再開は4月20日前後の見込みだ。発電所の設備損壊も起き、電力供給が不安定化。インフラ被害の影響は甚大で、長期化が懸念される。
宮城県の白石蔵王駅近くの脱線現場では、23日も復旧作業が続いた。17両中16両が脱線したやまびこ223号は6両が線路上に戻された。脱線以外の被害も大きく、21日時点で線路や高架橋などに計約千カ所の損傷が見つかった。
春休みを前に観光業界からも悲鳴が上がっている。