コストで実は大きいのが投資信託の信託報酬というやつです。投資信託については、アクティブ運用するものは大抵、信託報酬が高いです。
1%やそこら信託報酬が高いからといって、それを上回るだけのパフォーマンスが出せれば問題ないじゃないかという考えもあるでしょう。確かに、例えばインデックス投信と比較して1%信託報酬が高かったとしても、そのアクティブ運用の投信がそれをコンスタントに上回れば問題はありません。
ただ、事前にどの投信がそういうパフォーマンスになるのかを知ることはできません。選んだものがたまたまそうなるかもしれないし、そうならないかもしれません。つまり、事前に「いい」投信を選ぶのは無理。過去のパフォーマンスがそうだったとしても、将来それが続くとは限りません。
となると、なんで確実にその信託報酬の分だけ負けるような選択をあらかじめしなければなないか、その必然性や意味がありません。さかわかみ投信だって同様。選ぶ意味を感じません(ここも小型株ぶん投げとか「世襲」批判とか、ま、いろいろあるみたいですが)。
しかも、これに販売手数料が上乗せされたりすると、さらに負けます。
じゃあ、インデックス投信とかETFで指数に沿う形のものであればいいのか?。相対的にアクティブ運用の投信よりはましでしょうけど、これとて、当然、コストはかかります。信託報酬はありますから。
日本の指数で、信託報酬が低いのでいくと、
TOPIX連動型
1348 MAXISトピックス 0.0819%
日経平均連動型
1346 MAXIS日経225 0.1785%
というところ。まあ、納得の数字でしょうか。
しかし、運用の目的は指数に沿った運用をすること自体じゃないわけでね。利益を出すのが目的でしょう。だから、いくら相対的にコストが安いからといって、日本株に投資する場合、こういうETFとかを利用しなければならないわけではなくて、自分で運用してもいいわけです。しかし、アクティブ運用のファンドが実際に指数を上回るかどうかわからないのと同様に、自分の運用もどういう結果になるかはわかりませんね。
が、経験的に言うならば、相当数の銘柄に、投資額や業種なども考えて分散投資すれば。基本的に指数の方向性に沿いながら(騰がれば騰がるし、下がれば下がる)その比率は指数の値動きよりも小さいポートフォリオ運用は個人でもそんなに難しくありません。って、自分自身がしていることがそうだから。
で、どこの証券会社の口座にあるかによりますが、保有している株式を貸株扱いにすると、比率は大きくはないですが、金利がつきます。これは、その証券会社に対する信用リスクを取っていることになりますので、果たしてそのリスクに見合う運用なのかは判断が難しいところですけど。そうなると、個別銘柄での運用の場合は売買手数料というコストがかかりますが、長く保有を継続することを基本とするならば貸株の金利でこの売買手数料は回収でき、ポートフォリオの保有コストは実質的にはかからないような運用が可能です。ただ、もう一回書いときますが、証券会社が破綻した時に貸株がそのまま戻らないとかすぐに戻らないとかいうリスクを取ってということでですよ。
個人的には、日本株であれば、個別株でのボートフォリオ運用、それも銘柄分散、売買分割でリスクを下げる形での運用がいいのではないかと思っています。この方が楽しいですしね。ただ、「んな面倒なことしてられるかい!」っていう人もあるわけで、そういう場合はETF利用でいいのではないかと思います。
あと、MMFとかMRFも投資信託です。これ、どうなっているか調べてみました。ダイワMMFの場合ですが(直近の運用はMRFの方がよくなってました・・)
信託報酬については「信託報酬の総額は、ファンドの計算期間を通じて毎日、信託財産の元本額に年1.0135%以内の率を乗じて得た額とします。」となってます。実際は、最近であれば短期でこの信託報酬以上の運用利回りなんかは無理です。
直近で、実績分配率0.151%(課税前)年換算利回り0.120%(課税後)となってました、買った側への分配は。
081128-090528の期間の運用報告を見ると、ダイワMMFの場合、概算でですが、運用損益約30億、信託報酬約6億、収益分配金約24億程度です。つまり、実際の運用益の2割程度は信託報酬として引かれているというような計算になりますね。
1000万で、実質分配率が課税前で0.2%だったとすると、手取りの年間の運用益は1.6万円。信託報酬は5000円ぐらいということになりますか。計算間違えたか。
つまり、MMFの場合、現状だと、実質の運用益の8割、そしてさらにそこに税金がかかって、0.8×税金分引かれて0.8ですから、0.64。まあ、細かいですが、運用益の1/3はコストで引かれているということになります。これでも、銀行口座に放置しておくよりはわずかにましというのが現状。
ETFについては、判断がしにくい海外市場の株式とか金、商品などについてはETFを利用してアセットアロケーションを考えるのは悪くないと思います。さきほどのトピックスとか225連動のものより信託報酬の比率は高いですが、それでも、想定的にそのコストは他の商品よりは低い場合が多いと思います。
さて、もうひとつの大きなコストは税金です。
1%やそこら信託報酬が高いからといって、それを上回るだけのパフォーマンスが出せれば問題ないじゃないかという考えもあるでしょう。確かに、例えばインデックス投信と比較して1%信託報酬が高かったとしても、そのアクティブ運用の投信がそれをコンスタントに上回れば問題はありません。
ただ、事前にどの投信がそういうパフォーマンスになるのかを知ることはできません。選んだものがたまたまそうなるかもしれないし、そうならないかもしれません。つまり、事前に「いい」投信を選ぶのは無理。過去のパフォーマンスがそうだったとしても、将来それが続くとは限りません。
となると、なんで確実にその信託報酬の分だけ負けるような選択をあらかじめしなければなないか、その必然性や意味がありません。さかわかみ投信だって同様。選ぶ意味を感じません(ここも小型株ぶん投げとか「世襲」批判とか、ま、いろいろあるみたいですが)。
しかも、これに販売手数料が上乗せされたりすると、さらに負けます。
じゃあ、インデックス投信とかETFで指数に沿う形のものであればいいのか?。相対的にアクティブ運用の投信よりはましでしょうけど、これとて、当然、コストはかかります。信託報酬はありますから。
日本の指数で、信託報酬が低いのでいくと、
TOPIX連動型
1348 MAXISトピックス 0.0819%
日経平均連動型
1346 MAXIS日経225 0.1785%
というところ。まあ、納得の数字でしょうか。
しかし、運用の目的は指数に沿った運用をすること自体じゃないわけでね。利益を出すのが目的でしょう。だから、いくら相対的にコストが安いからといって、日本株に投資する場合、こういうETFとかを利用しなければならないわけではなくて、自分で運用してもいいわけです。しかし、アクティブ運用のファンドが実際に指数を上回るかどうかわからないのと同様に、自分の運用もどういう結果になるかはわかりませんね。
が、経験的に言うならば、相当数の銘柄に、投資額や業種なども考えて分散投資すれば。基本的に指数の方向性に沿いながら(騰がれば騰がるし、下がれば下がる)その比率は指数の値動きよりも小さいポートフォリオ運用は個人でもそんなに難しくありません。って、自分自身がしていることがそうだから。
で、どこの証券会社の口座にあるかによりますが、保有している株式を貸株扱いにすると、比率は大きくはないですが、金利がつきます。これは、その証券会社に対する信用リスクを取っていることになりますので、果たしてそのリスクに見合う運用なのかは判断が難しいところですけど。そうなると、個別銘柄での運用の場合は売買手数料というコストがかかりますが、長く保有を継続することを基本とするならば貸株の金利でこの売買手数料は回収でき、ポートフォリオの保有コストは実質的にはかからないような運用が可能です。ただ、もう一回書いときますが、証券会社が破綻した時に貸株がそのまま戻らないとかすぐに戻らないとかいうリスクを取ってということでですよ。
個人的には、日本株であれば、個別株でのボートフォリオ運用、それも銘柄分散、売買分割でリスクを下げる形での運用がいいのではないかと思っています。この方が楽しいですしね。ただ、「んな面倒なことしてられるかい!」っていう人もあるわけで、そういう場合はETF利用でいいのではないかと思います。
あと、MMFとかMRFも投資信託です。これ、どうなっているか調べてみました。ダイワMMFの場合ですが(直近の運用はMRFの方がよくなってました・・)
信託報酬については「信託報酬の総額は、ファンドの計算期間を通じて毎日、信託財産の元本額に年1.0135%以内の率を乗じて得た額とします。」となってます。実際は、最近であれば短期でこの信託報酬以上の運用利回りなんかは無理です。
直近で、実績分配率0.151%(課税前)年換算利回り0.120%(課税後)となってました、買った側への分配は。
081128-090528の期間の運用報告を見ると、ダイワMMFの場合、概算でですが、運用損益約30億、信託報酬約6億、収益分配金約24億程度です。つまり、実際の運用益の2割程度は信託報酬として引かれているというような計算になりますね。
1000万で、実質分配率が課税前で0.2%だったとすると、手取りの年間の運用益は1.6万円。信託報酬は5000円ぐらいということになりますか。計算間違えたか。
つまり、MMFの場合、現状だと、実質の運用益の8割、そしてさらにそこに税金がかかって、0.8×税金分引かれて0.8ですから、0.64。まあ、細かいですが、運用益の1/3はコストで引かれているということになります。これでも、銀行口座に放置しておくよりはわずかにましというのが現状。
ETFについては、判断がしにくい海外市場の株式とか金、商品などについてはETFを利用してアセットアロケーションを考えるのは悪くないと思います。さきほどのトピックスとか225連動のものより信託報酬の比率は高いですが、それでも、想定的にそのコストは他の商品よりは低い場合が多いと思います。
さて、もうひとつの大きなコストは税金です。