旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方(3)

2018-01-18 22:55:03 | 株式投資・資産運用
世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 (単行本)
クリエーター情報なし
三笠書房


世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方(3)

 最後のレイ・ダリオのポートフォリオのところを読みました。

 確かにちょっと一風変わったアセットアロケーションになっています。
 商品取引とか金というのは、普通あまり入れません。また、不動産が全然ないのも特徴的
で、長短の米国債の比率が高いです。

 で、彼は株価が大暴落したようなリーマン・ショックの時なども、ポートフォリオ
の下落率は5%未満だったというわけです。

 その数字はそうなのでしょうが、では、この独自性のあるアセットアロケーションを
当時適用していたらどんなパフォーマンスだったのか、株価暴落時にポートフォリオを
守ったのはいったいどのセクターの何がどれぐらい貢献していたのか、本書ではそうい
った具体的な検証のようなことが書かれていません。これが残念。

 また、このポートフォリオは、どういう時にどう動くという特徴があるのかという分析も
ないです。そこも残念。

 ここでは、メンタル的に厳しくても、ポートフォリオはリバランスする必要があると
述べています。まあ、私自身のあてはめてみれば、リログループやキーエンスはちょっと
売っておけというようなことになるのでしょう。

 リバランスの意味は、リスク低減という意味ではわかるのですが、実際はこのPFの主要
銘柄は株価が上昇してもポジジョンを維持したままです。

 さて、それがいいのか悪いのか。決定麻痺的に現状を維持しているということは、
つまりは保有を継続しリスクを取り続けるという決断をし続けていることと同じではあるの
ですが・・・。

 ということで、下巻の方に進みます。
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世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方(2)

2018-01-18 20:44:51 | 株式投資・資産運用
世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 (単行本)
クリエーター情報なし
三笠書房


世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方(2)


本書では「経済的な夢」を5つの段階で示しています。

1経済的安定
2経済的活力
3経済的自立
4経済的事由
5完璧な経済的事由

1は運用で最低限の生活の必要経費がまかなえる段階、2はプチ贅沢費の半分が働かなくても
まかなえるレベル、3は全部がまかなえるレベル。4と5はそれ以上の段階。

個人的には現状は1から進んで、2かなというところです。

現在の金融資産、不動産等の状況を維持しつつ、年金フル受給までいければ、3にすすめる
かもしれません。

アセットアロケーションについての部分の内容は、まあ、常識的なものです。

ドルコスト平均法や仕組債についての部分はちょっと疑問もありました。

さて、最後のレイ・ダリオのポートフォリオのところにすすみます。
この人、日本ではバフェットほど知られていませんが、運用の世界ではかなりすごい人らしいです。



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世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方(1)

2018-01-18 19:21:33 | 株式投資・資産運用
世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 (単行本)
クリエーター情報なし
三笠書房


世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方(1)

 図書館本。

 2冊出ていて、こちらが前半。リクエストしたら図書館が2冊とも買ってくれました。

 これ、名著「マーケットの魔術師」のような高名な投資家へのインタビュー集的な構成
かと思ったら本書はそうではなく、それをもとにしながら資産運用についてまとめなおし
た運用についてのアドバイス、案内的な書籍となっています。

 まあ、山崎元氏が解説を書いているので、まともだろうとは思いましたが、とりあえず、
前半の本書を2/3ぐらい読んだところの印象は、実に「まとも」です。

 いきなり登場するのが、バートン・マルキール先生だったりします。「ウォール街のランダム・ウォーカー」
のマルキール先生ね。うちのブログの名称の後半はこの本からとってますが。

 あちこちにあれこれ、精神論的な内容がちりばめられています。実はこれはこれとして非常に重要
なことではあるのですが、どうも、構成的にちょっと質の違う中味がさしはさまれるような感じで
個人的には違和感あり。

 で、書かれていることはといえば、結局のところ、

「低コストの運用商品(インデックスファンドなど)で積み立てをしなさい」

とまあ、率直に言ってしまうとこれだけなのです。

 まず、もう、しつこいくらいに毎月積み立てで投資をしろと書いてます。
 長期で複利の力を最大限に生かすということですね。で、積み立ては、やめるな、止めるな、減らすなです。
天引きでとにかく積み立てて投資額を増やし、複利で運用していくということですね。

 あと、強調しているのは高コストのアクティブ運用のファンドはあきませんよということです。
 期間を長く取れば、高コストのアクティブ運用のファンドのほとんどは、低コストのインデックスファンドに
負けるというのはよく言われるところで、それを数字を挙げて示しています。特定の年とか特定のファンドをあげ
ればそうでない場合というのも当然示すことは可能でしょうけど、全体として、この指摘は間違いではないんでしょう。
スパークスの阿部さんあたりは、「うちは違う!」と怒りそうですけど(^_^;)。

 それから、ブローカーは必ずしも投資家の味方ではないというのも強調されてました。
 日本で言えば、証券会社の営業くんというところでしょうか。
 フィデューシャリーデューティー云々ということも近年言われるようにはなっていますが、営業くんは売りたいのは
やはり高コストの投信であったりファンドラップであったりはしますよね。

 ちょっとクセがありますが、これは資産運用の入門書としても悪くない感じです。引き続き読み進めます。


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日本株-21 REIT+4

2018-01-18 19:02:05 | 株式投資・資産運用
日本株-21 REIT+4

NY株高を受けて、前場は1.4万円台も、後場失速。

PFも指数以上に下落し、下落幅は今年最大に。
といっても、-0.6%程度ですが・・・。

そんな中、ロームとオプトランあたりが高かったです。

ま、ぼちぼちと。
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