お盆休みに蓼科、チェルトの森を家内と次男で散歩していたら、ひょっこりきれいな池の畔に出た。水は碧に澄み、湖畔には白樺が生え、波一つない水面に鏡のように姿を映している。
あたりは、鳥の声だけで、静まり返っている。息を呑むような景色だ。
どこかで見たような景色だ。デジャブーではないかと必死で思い出してみたら、去年夏長野善光寺横の東山魁夷美術館で見た、白馬が描かれている湖畔の情景だと思いあたった。
家内に確かめたら家内も賛同してくれた。どこからか白馬が出てきそうである。
しばし心を洗われる思いで湖畔に佇んだ。