隣の別荘越しに見る山は堂々と聳えていた。
そろそろ立冬となる。「七十二候を楽しむ」という本によれば、ー立冬とは冬の気配が山にも里にも感じられてくるころのこと。木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れの様子が目立ってきますー。とある。身の回りを見ると正に立冬である。
散歩に出て八ヶ岳を仰ぎ見ると、阿弥陀岳にはうっすらと雪が付き、きっと根雪になるのだろう。
周囲の落葉松林は秋の盛りを過ぎ、いよいよ冬支度である。北八ヶ岳縞枯山はかなり濃い雪がついているが、なぜか蓼科山には雪が少ない。
隣の別荘越しに見る阿弥陀岳は一層綺麗に見えた。これから空気が澄み、冷たくなってくるのだろう。
うっすらと峰にまとった雪は根雪になるだろう。
右の方にある縞枯山には雪がはっきり付いていた。
蓼科山には雪が付いていず、黒々と聳えていた。