不思議な輝き 2013-12-19 17:39:39 | 本 杉浦日向子「百物語」新潮社刊 作者の残した唯一の小説かと思いきや、漫画であった。 江戸時代の村々に伝わる、言い伝えの漫画化である。 著者の優しい眼差しが語りの合間合間ににじみ出てくるような、何かホッとする本である。 日本昔ばなしの世界とはちょっと違う、毎日の生活の中で思わず後ろを振り返るような話がちりばめられている。不思議な輝きを持つ本であった。