

この頃の季節は捉えづらい。夏だというので暑い日が延べ10日位あっただろうか。天候が不順である。晴れ間が少ない上に、時折集中的な豪雨が襲う。ここらが山沿いだから、ということもあろうが、とにかくグズグズした天気が続く。今日は曇空ではあるが雨がないのを幸い散歩に出た。
まだ8月ではあるが、しばらくぶりに外に出てみたらススキの穂がたくさん出ていた。勿論まだ白くはなっていないが臙脂色の穂が沢山天に向かっていた。道端には他に、マツムシ草、月見草などの花、栗の木ももう小さなイガを付けていた。自然の営みは着実に季節の移ろいを示している。
暦を繰ってみれば今は「処暑」の次候=天地始めて粛(さむ)し、である。まさに暑さが和らぎ風の音や虫の声が秋の気配を感ぜさせるころである。二百十日もこの頃で、昔は台風のはしりが来たような記憶があるが、今年は5月から来襲したり、各地に発生するゲリラ豪雨や竜巻など激しい天候が続く。静かでしみじみとした秋はもう昔話となってしまったのだろうか。

