再び随神門を潜る
木漏れ日の中を歩く
天命稲荷の赤鳥居
木道を歩く
森が開けてくる
鏡池の辺りに出る
鏡池には少し風が
戸隠の奥社から随神門まで登った道を引き返し、門から右に植物園の縁を歩く。ここはバードウオッチングのメッカだけあり、広葉樹が多く、木漏れ日の中の道は快適だ。木道が整備されており、時折人とすれ違う。
長男の歩みは意外に早く、うっかりすると引き離されてしまう。暫く歩くと林の中に赤い鳥居のトンネルが見えてくる。ここは天命稲荷、赤い鳥居のトンネルが2方向に伸びる。そこから暫く往くと林が開け大きな湖畔に出る。鏡池だ。
多くの人が憩うところで、少し風が出ており湖面にはさざ波が立っている。池の向こうには戸隠連峰が聳え、くっきりと稜線を見せる。駐車場にはたくさんの車が止まり、風の中湖岸には家族連れを含め沢山の人が遊ぶ。
林の中の道が少し下り気味になってくる
硯石
硯石からは見晴らしが良い
小鳥が池の湖畔に出る
小鳥が池は静かだ
鏡ヶ池に別れを告げ再び林の中に。栃の実の殻を踏みしめ平坦な道をゆく。林の中を右折し軽い上りを歩き、やがて緩やかな下りになり右側が切れ落ちている稜線に出ると硯石にでる。
たしかに硯を思わせる大きな石で上には墨ならぬ雨水が溜まっている。ここからの遠景は素晴らしい。一休みして再び腰を上げる。少し登って急になった下りをこなしてすぐ、小鳥が池に出る。鏡池とは段違いの静けさの中に佇む池は、傾いた陽の中で影を濃くしている。
湖畔の東屋に通じる道は紅葉が始まっており、ナナカマドの実が赤く色づいている。東屋で一休みをしていると、戸隠古道を歩いてきた女性が東屋の横の標識で拓本を採っていた。ここから中社までは一息である。
戸隠古道は好天に恵まれて、快適な3時間半ほどのウオーキングコースで適度な運動になった。戸隠においでになった方にはお勧めのコースである。
ナナカマドのみが赤く色づく
池畔の東屋など