本日の八ヶ岳
七五歳になりました。世間では後期高齢者の範疇入りですが、なかなか認めたくありません。ただ現実を見ると、アシには痛みが走り、ゴルフの飛距離は落ち、耳は遠くなり、何より目が見えなくなってきました。
ただまだまだやりたいことは沢山あります。行き残している外国の空気を吸ったり、国内の自然の中に入ったり、パソコンを自由に扱ったり、俳句が上達したいなど、煩悩の種には事欠きません。
思えば75年間よく生きてきたと思います。3/4世紀です。父親より長生きし、後2年で母や兄と並びます。ここまで来たのは何より家内を筆頭に、家族を始めとする周りの人に恵まれたのだと思います。感謝あるのみです。
佐藤藍子のベストセラーに「90歳何がめでたい」というのがあるが、何か八つ当たり気味に老いの身のやりきれなさを述べている。それほど居直る気はありませんが、まあ精一杯やってきたという感慨はあります。
もうあと何回正月を迎えることができるでしょうか。名誉は要りませんが誇りは持ち続けたい。煩わしい人付き合いは望みませんが人とは繋がっていたい。守るべき財産などはないが、周りに迷惑はかけたくない。最近はぼんやりと終焉のことなどに思いを馳せております。