遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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サッカー監督の仕事

2016-08-13 00:33:14 | 


オリンピック予選での日本チームの活躍は歯がゆいというか、もう一つというか、見てる方には面白いが、もう少し力をはじめから発揮してほしいと思うのは私だけではないだろう。今回惜しくも予選リーグ突破は果たせなかったのが残念である。

手倉森監督の「日本の使命を感じ、歴史を体現する」というのは面白いが、なにか何時も相手に押し込まれてからでないと、動きがキレない。監督の仕事はどんなんだろうと、昔の本を引っ張りだして読みなおしてみた。

城福浩「Jリーグ サッカー監督」プロフェショナルの思考法 株式会社カンゼン 2012年刊

著者はFC東京、ヴァンフォーレ甲府監督を歴任し、U-17代表監督も経験している日本有数の人物である。この本はかなり実践的で、監督の動きが等身大に描かれている。チーム編成の実際、方針の示し方、浸透のさせ方、一週間の過ごし方、メンバーの選び方、采配の仕方、戦術、戦略、システム、果ては若手の育成法までかなり多岐にわたって言及している。発刊した2012年はまだ現役監督であった(つい先ごろ更迭されたようだが)ことを考えると、よくここまで開陳できたと思うほどである。

プロのチームの監督論なので、アマチュアの監督にそのままは適用できないとは思うのだが、それでも多くの点で活用できるような点が多くある。具体的に語られているので気がついたのは、サッカーの世界も進歩が激しい、昨日までのセオリーが今日はもう古くて使えない、決して流行frはなく、対処法が編み出されたので使えないという戦術が多々あるということである。

こうしてみるとサッカーは、グラウンドでは選手が一生懸命動いているのだが、全体で見ると監督同士の戦いであるのがよく分かる。これでまたサッカー観戦が面白くなってきた。

孫が来たー

2016-08-12 00:17:36 | 雑感


次男が、光回線の接続工事にきてくれたのだが、夏休みにかけてくれたので、孫を連れてきた。嫁はまだ勤務中で東京で勤務を終えてからの参加である。孫はまだ保育園年長組で、就学直前なので、自由が効く。来年からは学校行事がいろいろ出てきて、休みも埋まるのだろうけど今年はまだ大丈夫である。

この子は大事に育てられているので聞き分けが良すぎるくらいだ。そうなるともっと腕白に育って欲しいと望む大人の欲が出る。ひとり遊びに慣れているせいか、あんまり大人にあれこれ請求してこない。その分、食べ物の好き嫌いが多い。これでは将来、どんな子供に育つのだろうか。要らぬ心配をしてしまう。

今日もデッキにテーブルを出してその上で電車遊びに夢中である。すぐに環境に馴染んで元気一杯遊びはじめた。

とにかく、この孫が来ると家人はもうメロメロである。子供に対する時もそうであったが、男の孫には一層激しい。衣・食・住すべてが優先である。私なんぞははるか遠くに飛んでいってしまう。

涼しくて申し訳ない

2016-08-11 09:14:04 | 雑感


梅雨明け以降、なにか堰を切ったように暑さが押し寄せてきた。夏日の基準となる30度以上は勿論、酷暑日の35度を超えるところが一つや二つではなく、東北、北海道にまで及んでいる。

用事で戻ってきた信州蓼科でも十分暑いが、幸い私のいる山小屋は標高が高く、27,8度前後である。朝晩はもっと涼しい。暑さに茹だる下界の人には申し訳ない思いだがこの涼しさは、身体の弱ってきた我が身にはありがたい。

今朝もデッキに出て食事をとった。木陰を渡る風が心地よい。申し訳ありません。

畏友の配慮

2016-08-09 00:17:11 | 友人・知人


刈谷に帰った折、忙しい時間を縫って畏友から電話があった。「暫く交換していないので、よかったら本の交換に行きます」と言ってくれた。前回借りた本はおよそ4分の3くらい読んでしまったので、嬉しい。

後で聞いたのだが、つい先ごろまでオーストラリアに10日間行っておられたそうだ。

何かとお忙しいのにもかかわらず、電話後2時間くらいの間に届けてくれた。この行動力にも感謝である。専用ケース2ツ分である。これでまた山に戻っても充実した毎日が過ごせる。以前の分もあるのでこれで当分読み物に困らない。

この辺りの配慮にとても感謝している。

旧スタッフの還暦

2016-08-08 08:43:08 | 友人・知人
   宴会の料理 焼き野菜

暑い名古屋に帰ったのはもう一つ、ロータリークラブをやっていた折、支えてくれたスタッフとの久しぶりの懇親会が理由だった。

幹事役を務めてくれた彼が、もうすぐ会長職になることが決まっており、また今年、自身還暦を迎えることになったのを祝おうということである。

卒業してからも相変わらず幹事役を務めてくれ、何かと特徴のあるお店を探して設営してくれる。今回も野菜とお酒のの美味しい店であった。

しばらくぶりでの酒宴はいつもの様に盛り上がったが、酒豪の副会長夫妻が少しおとなしめであったのが気がかりではあった。

前回は篠島でフグを食べた折、相当飲んだが、今回は全体的に控えめで歳相応の酒量だといえる。とはいえ、私にとってはかなりの酔い心地であった。

ふー、暑い!

2016-08-05 13:53:14 | 雑感
外はカンカン照りだ

ふー、暑い!

久しぶりに刈谷に帰ってきて驚いた。聞きしに勝る暑さだ。定期診断のため病院に行ったが、さすがにかの場所は快適な室温管理がされている。
ところが検診を終え一歩外へ出たら「なんだこれはー」というくらいの気温だ。軽く目眩がする。このような気温からは一刻もはやく逃れたい。日の当たるところは40度近くあるのではないか。体温より確かに高い。

高齢者には危険を感じるくらいの暑さだ。先日の山行の疲れが残っているせいか、暑さが骨身にこたえる。その場しのぎにアイスを舐めてみたが焼け石に水だ。
あっという間に腹に収まるがすぐまた暑くなる。

移動にはついタクシーを使ってしまう。暑さは経済にはプラスなのか?それとも人は外へでなくなるのでマイナスか。
私にもやらねばならぬことが沢山あるが、もう何も手をつけたくない。気力が減退する。それでも早く山に戻らねば・・・。

残る筋肉痛

2016-08-03 10:56:00 | 雑感


日曜日に山から帰ってきて本日で3日目。昨日よりは少しはマシだが脚(ふくらはぎと太腿)、ストックを突いた腕、胸の筋肉がまだ張っている。昨日がピークだったが階段の登り降り、特に降りが辛い。やはり年齢か。あの常念の下りを思い出し、ため息をついてしまう。

ところがである、ここらの地方紙を見ていたら、脊椎損傷と闘っている方が常念岳登頂に挑戦して登りきったという記事が目に止まった。すごいものである。しかも2泊3日ではあるが、コースタイムは私とそんなに違わない。生涯をおしてのチャレンジで、次は富士登山を目指しているとのことだ。

私自身、まだそれほど年をとったという実感はない。勿論、何かにつけ年齢を実感することは多くなってきたが、単に感覚が鈍いだけなのかもしれない。チャレンジ精神が薄れてきたのがその証拠でもあろう。

しかしこの方の気の持ちようには刺激された。私も少し継続的にトレーニングをし、お酒を控えめにして肝臓も労ってやらねばと、思う今日このごろである。

常念岳登頂、そして・・。

2016-08-02 08:52:41 | 登山・ハイキング
   常念小屋の前からの槍ヶ岳
   間近に見える槍ヶ岳

常念山行2日目はまずは登頂し、往路を戻るという計画で、ガイドブックによれば、登頂往復2時間、帰路3時間半、計5時間30分の行程であった。実際には・・・。

前日あまり良くは眠れなかったが、とにかく朝飯を済ませ5時少し前には小屋を出発できた。荷物は小屋の前に置き、空身での往復である。

出発時は空は晴れ、頂上までの道や、槍ヶ岳-穂高連峰もよく見えていた。小屋の前からの斜面に付けられたザラ場道を登る。常念岳を越え蝶ヶ岳へ縦走する組や、三股へ降りる人たちはザックを背負い朝日を浴びて斜面を歩く。緩やかな登りがすぐ急斜面になりジグザグに道は刻まれている。

   少し雲が出て来た
   頂上に向かって空は晴れ
   振り返れば小屋が遥か下に
   次第に霧が出てきた
   頂上はすぐ手が届くところに

ご来光や日の出を見に行った人達とすれ違う頃には少しずつ霧が濃くなってきた。「頂上は素晴らしい景色だよ」と言ってくれるが、少し気になる。足元の崩れを気にしながら目の前の頂上目指して進む。この分ならコースタイム通り1時間で到着だ、と思ってピークに着いたが、其処は偽ピークで、なんとその先に本物の頂上があった。

気を取り直して更に登る。少し岩が大きくなり岩稜ぽくなってきたところを超えるとやっと頂上だ。霧がますます濃くなって来て視界は殆どゼロ。頂上には小さな祠があり、2,3人が留まれる程度で意外に狭い。それでも此処が念願の常念岳頂上2850mだ。二組のパーテイからシャッターを頼まれ、私も撮ってもらった。

   あれが本物の頂上だ
   時折霧が晴れる
   頂上直下の花
   狭い頂上で記念撮影
   頂上の道標

頂上ではあいにく霧が濃く流れ展望は叶わなかったが、降り始めると少しずつガスが晴れてきた。本来行くはずだった三股への分岐点を過ぎ、偽ピークを眺めながらゆっくり下る。ガラ場で足に少しずつ負担がかかってくる。下に降りるに従ってガスが取れ穂高も槍も見えてきた。

小屋の前に戻ったのは9時、往復4時間かかった。これが年齢というものだろう。この先が思いやられる。まあ下りだからなんとかなるだろうとたかをくくって小屋の前を出発。

  下って行く先は偽ピーク
  三股方面への分岐点
  高度感ある偽ピーク
  薄っすら槍も姿を現す
  穂高方面もガスが取れた
  下ってきた斜面を振り返る
  雲海の向こうに見える山々
  乗越に到着
  横通岳方面

下り始めてすぐ登ってくる人達に出会う。5時前に出発したとのことだが4時間そこそこのコースタイムだ。第3,2,1ベンチを過ぎ、大勢の人とすれ違う。乗越からはストックを使ったので幾分足に負担がかからない。それでも、最後の水場でおにぎり休憩を取り、胸突き八丁上部の危険箇所を過ぎるところから足が言うことを利かなくなってきた。

そろそろと足を出さないと石に乗れない。胸突き八丁下の沢筋の水場で休憩し、背中の荷物を家人が少し持ってくれ、先についた長男が冷たくて甘い紅茶を入れてくれた。そこからはダブルストックで行く。烏帽子沢出合いで距離的には後半分、大滝ベンチでは後1時間のコースタイム。だが実際にはその倍ほどかけてそろそろと歩く。滑ったり足を挫いては周りに迷惑をかける。

荷物の負荷が減っただけ少し楽にはなったが、それでもゆっくりしか歩けない。体力的には遭難一歩手前である。登りにはなんともなかった王滝ベンチからの3kmがかなり長く感ぜられ、山の神の鳥居への到着が心待ちになった。後続のパーティには次々と抜かれるが、足は重く一向にペースは上がらない。下るにつれ道が徐々に変化し歩きやすくなってくるのが救いだ。

やっと「山の神」に到着。あと500mの標識の嬉しかったこと。その後実質600mくらいに感じたが一の沢登山口に着いた時には流石にホッとした。到着時刻午後3時半、午前5時の出発から10時間以上かかった計算になる。今回は同行の二人に助けられた登山であった。パーティの重要性を実感した山行でもある。

登りはペースが遅くてもまずまずであったが、下りに事故寸前まで疲労してしまうのはやはり年齢のせいか、トレーニング不足のせいか、いずれにしても今後の山行には大きな教訓になった。

   最後の水場での休憩
   下ってくるとこんな山道を歩く




念願のの常念岳へ

2016-08-01 15:54:19 | 登山・ハイキング
   登山口 右側が管理事務所
   ここからスタート

松本にいた頃、北アルプスでひときわ秀麗な山が真ん中に聳える。蝶ヶ岳などと並んで初心者向けの山だという先入観があって、あまり気に求めなかった。今年の春安曇野から見上げてその姿に改めて登ってみたくなった。体力の無くなる前にやっておこうと言うわけである。

海の日(7/16,17,18)3連休に行くつもりだったが、天候が悪くこの土日に決行することとした。長男が金曜日の夜、合流し家人と3人での山行である。早朝出発し登山口に着いたのは未だ8時前、それでも駐車場は満車。そこはジムニーの強み、路傍の小さな空き地に駐車して出発。パラパラと雨が降っているが天気予報は晴れに向かうということで気にせず出発。ここに来る途中、人家の近くの道路上や脇に猿が沢山いた。小型のであるが30匹位の群れに出会った。山から里に降りてきている。車にもそんなに驚いた様子はない。

登山口には大勢の人が出発前の賑わいを見せていた。今年から義務化した登山届を管理事務所に提出した。一の沢から常念、前常念を経て三股へ降りる予定である。ここの案内板は、現在地の高度、登山口までと常念小屋までの距離・高度、を表示してある。時間に余裕があるのでゆっくりとしたペースで出発。小屋まで4時間半の行程である。30分ほどで木製の鳥居が現れる。文字通り「山の神」だそうだ。道端には綺麗な紫の花が咲いている。雨はだんだん少なくなってくる。40分ほどで小さな池に出くわす。「古池」とある。蛙が飛び込むにはちと浅いが水は綺麗だ。小さな沢を幾つか超えるし、道には水が溢れて流れている。少しずつ斜度がきつくなってくる。

   山の神の鳥居
   この道は花が多い
   勢い良く流れる沢には丸木橋が
   古池
   だんだん斜度がきつくなる道

1時間30分以上歩いて、王滝ベンチ到着。ここも私達を追い抜いていったが大勢の人休憩していた。この道は沢が多く、それぞれ丸木橋がかけられよく整備されている。技術的にも体力的にも初心者向きコースというのはうなずける。距離的には半分だという烏帽子沢出合いまで3時間ほどかかったがまずは順調である。更に進み皆が休憩している沢の脇を通り暫く行くと笠原沢出合い到着。

 次第に傾斜がきつくなり梯子がかけられている
  橋を渡って道は続く(笠原沢出合い)
   雨の後のせいか水量は豊富だ

やがて、沢を渡って右岸に道を取り、胸突き八丁の下につく。ここら見ると左岸は絶壁でそこをジグザグに高巻きして、階段下に着く。そこまでの斜面は黄色やピンク、紫、白の花が咲き乱れるお花畑がきれいだ。胸突き八丁のスタート場所にはヘリが運んだと思われる貨物が置いてあり、そこから階段が始まり、ロープが張ってある崖の上の細い道が続く。最後の水場を過ぎいよいよ傾斜はきつくなる。ところどころにベンチが設けてあり、800m、500m、300mと表示してある乗越までの距離が、疲れた身体を励ましてくれる。やがて樹林帯を抜けると視界がひらけ間もなく乗越しに到着。霧は全部は晴れてはいないが多くの人が標識やテント場の周りに憩っていた。風の強い乗越しより一段低く常念小屋があり大勢の人がチェックインを行っていた。到着は2時半。出発から6時間、標準コースタイムの5割増しである。ここまでは時間はかかるが、我ながらまずは健闘している部類だと納得。

   斜面にはいろいろな花が
   胸突き八丁階段の始まり
   谷筋に置かれた貨物
   階段が続く
   最後の水場
   最後の水場の沢の水も豊富だ 
   大斜面が雄大な姿を見せる
   乗っ越えの標識
   常念小屋

小屋にチェックインのおり、明日のコースについて尋ねると、「今日のコースタイムから考えると明日は10時間以上かかります」と答えが帰ってきた。現在の自分の体力、長男の帰京の時間もあるので無理をせず往路を帰ることにする。部屋6畳位で一つの布団に2名つめ込まれた。富士山以来の混雑である。あまりの混雑なので、屋外で一杯ややることにした。なんと山小屋にもかかわらずここではジョッキで生ビールが頼めるのだ。小屋の前のベンチはいっぱいなのでその近くの階段で楽しむことにした。ツマミは焼き鳥、枝豆、ピリ辛のメンマと豊富だ。霧が出てきて景色が隠れるが、酒盛りが盛り上がり、お酒の追加や持参のカナディアン・バーボンを持ちだしてこれも水割りで楽しんだ。高所の酒はよく回る。久しぶりの親子水入らずで宴会をした。夕食はハンバーグなど山小屋にしてはまずまず。疲れたの早々にして眠ることにしたが隣の人とどうしても触れ合う。加えてその隣の人のいびきや無呼吸症がひどくなかなか寝付けない。それでも9時ころには眠りに入った。

翌朝は物音に目が覚める。まだ暗い時計を見ると3時半。廊下で数人が出発の準備をしている。我々は4時半頃朝食を済ませ、5時少し前に出発。空は晴れていて風もそんなに強くない。いよいよかねて登ってみたかった常念岳への挑戦だ。

   ジョッキの生ビール
 テント場近くで同じように宴会している人たち
   霧が出てきた常念岳
   ここにはこんな無線塔が立っている
   稜線を上る霧
   槍ヶ岳方面も雲が懸かっている
   ぎゅうぎゅう詰めの布団の跡
   朝飯の献立