がんぼのぶらり紀行

北海道オホーツク遠軽で、昭和時代のお茶の間みたいな食堂 やってる おばちゃんです。

回想録 4月17日(水) その3

2013年07月06日 17時57分51秒 | My House♡ My Fashion♡

午後3時半過ぎ、福祉施設げんき21へドヤドヤと押しかけ、物欲しそうな顔で 「すみませ~~ん・・・」

知っている顔がちらほらと。 役場だもの。 何度も来ているのだもの。

窓口へ来た女性に事情を話していたところ、どうやら 当事者~大家さんと直接話をした~らしい男性が窓口へ来た。

名前を聞かれ、事情を話して、突然の物言いにすべてをかき乱され非常に困惑していること・何があったのか少しでも情報が欲しいと伝えた。

そのまま建物奥の会議室へ案内され、ドアを閉めて話をしだした。

あらためて、

・12日から今日までの(がんぼ家の)経緯

・今日も午後3時に旧宅を見に来るというので待っていたのに来ないこと

・何があったのかさえ誰からも連絡もらえず恐怖だけが漂ったままであること

・これから何に対してどう対応していけばよいのか見当もつかないで困っていること

などを伝えた。

 

一通り聞いていた男性職員は、今回の騒ぎを行政側にたって、簡潔にだが教えてくれた。

そして、行政サイドでは本日の話し合いの結果いちおう丸く収まり、当事者はこのまま引き続きホーム利用することになったと。

 

この言葉を聞いて 私は心底がっくり。 

おじさんが今日にも荷物を抱えて帰ってくる。 私たちの了解など無関係に。

「俺がいた家だ。そこへ帰って何が悪い!」とばかりに。

帰ってくることが決定した(この時点では日曜日の本人からの電話で、荷物もまとめ終え知人の車で月曜日には到着すると言い切られたのだ。)以上、同居はできるわけがないのだから私たちが出て行かなきゃ、引越ししなきゃ、さっさと家を出なきゃ!! と大騒ぎして、

家族や知人たちや親や取引先にまで大迷惑をかけ、知人にお願いして10万を超える大金を借金までして、

たった4日のうちに30万以上のお金が動き、自分の体のことなど考える暇もなく、

とにかく早く出なければ おじさんが帰ってきた時に行くところがないのだという思いだけを抱えて荷物を運び出し続けた私たちだけが宙ぶらりんとなり、事態は何事もなかったように収まったというのか!

 

脱力。 

 

 

テーブルに突っ伏してしまった。 涙がぼろぼろ出てきた。 本当に気が抜けドッと力が落ちた。 

なんだよぉそれぇ。 私がただのバカじゃないかぁ・・・。 出てしまったこの後始末、どうすんだよぉ・・・ 

椅子に座っていなければ倒れたかもしれない。 この私がだ。

 

 

結論は

ホーム利用者との事実関係については町としても責任がありますので事態の収拾に全力を傾けますが、個人の賃貸関係や利害関係については行政は一切関係ないので、そちらで何とかうまくまとめてください。

 

 


・・・・・

 

 

 

施設を出たところで、同僚父子に頭を下げた。 済みませんでした・・・・ 大変な迷惑をかけてしまった・・・・

 

 

 

バカヤロ~!! と思ったが、現実は放棄できない。 引越しは終わっておらず、戻ることもできなくなったのだ。

いずれにせよ、まずは決まりをつけないことには。 

 

 

とりあえず方向性は確定した。 とにかく旧宅を名実共に片付けなくては。 とにかくまずは決まりをつけないことには。 < 繰り返し

旧宅には未練はないのだ。 新宅が決まったのだ。 

こうなれば一日も早く新宅への移動を完了させることが第一目標になった。

 

同僚が身体を心配して「少し休まないと・・」と何度も言ってくれる。 だが休んでいる時間があまりにもなさすぎる。 

旧宅も仮宅も、『月をまたげば1ヶ月分の家賃を追加で払わなければならない』からだ。

一日でも早く荷物を引き上げ、一日でも早く物件を引き渡さないと、旧宅(20,000円)・仮宅(35,000円)・新宅(30,000円)の3件分の家賃を払わなくてはならないのだ。

しかし、今日は紋別へフリーペーパーをもらいに行かなくてはならない。 そして明日は配達をしなければならない。

紋別へ行く前に、大通りにある「おおなか菓子舗」でケーキの詰め合わせを2,000円分お願いした。

仮宅へ出入りするのに、「住宅の裏(空き地)を通らせてください。」のお願いをするためだ。

 

仮宅は、建物前面(A号室側)から出入りしようとすると、普段車が止まっており、やっと人が通れる程度 の隙間しかない。 

2階の居住者が私たちが入居するB号室への通路に車を止めるだめだ。 

 

不動産B社が「よけてもらいますか?電話しますよ?」といってくれたが、1日2日のことではない。

先住者が当初からそうやって使っているのを、一時的に住まいするだけの新参者が大きな顔で 「邪魔です、車をよけてください」 とはいえない。

しかし、車がいなくなるのを待っていたら、モノの出し入れなどできないし、第一キズをつけたりしたらまたおおごとになる。

 

そこで、仮宅の前に位置するお宅の裏手(昔は3件ほど家があったらしいが今は更地)を、1,2ヶ月の間~次の家に移転終了するまでの間~通らせて欲しいというお願いにいったのだ。 旧宅から出入りするにもこちらの方が都合がよかった。

小学生の女の子二人がいるらしいお宅。 若いお母さんが出てきて事情を聞いて了解してくれた。

菓子を差し出すと 「いいんですか?」 「済みません。なるべく静かに通ります。よろしくお願いします。」 というと受け取ってくれた。


17:00~ 紋別へ急ぎ走る。 いつもの予定より3時間以上遅れ、結局いつもの手伝いなどまったくできず遠軽の持ち帰り分まで本社の人間に全て放り出す結果になってしまった。 申し訳なくて・・

 

実はこの日、I 専務へは 「このようなことになり、今後仕事が出来なくなった。復帰もいつになるかわからずこのままでは本社に迷惑をかけるだけなのでこれを機に切り捨てて欲しい」 とお願いにいった。

新宅が借りられることになったのはよかったが、ネット環境が整うまでには数ヶ月を要する。

また、片づけが進まないことから フリーペーパーの遠軽版発行が滞り、本社に迷惑をかけることがわかりきっていたから。

 

だが、事情を聞いた I 専務は無言で部屋を一度出て行き、数分後戻ってくると 封筒を私に差し出した。 ニッコリ笑って

「急にそんなことを言われても会社も困ります。 今はとにかく頑張って住まいを落ち着けて。 足りないかもしれないけど、足しにして」

驚いた。 

「お借りしてもお返しできるすべがないんです。手持ちのお金も使い果たし、ネットができなくなったことでお客様から依頼を受けている仕事もできなくなり、収入もなくなります。」 

とお断りした。

「私のポケットマネーです。 すぐに返す必要はない。 大丈夫、何とかなるって」 とまた笑った。

もう、ボロボロ涙で I 専務の顔が見られなかった。 恥も外聞もない。 泣きました。

「ありがとうございます!」

 

フリーペーパー受け取り とんぼ帰り。 

レジアスに仮宅の鍵~真っ黒クロスケ~を載せたまま紋別まで連れて行ってしまい、子供らは仮宅へ入れず、息子友人の提案で上湧別温泉へ行くことになったという。

午後8時くらい? だった? 紋別から途中、私も上湧別へ立ち寄った。

11日からお風呂もシャワーも、考えたら使ってなかった。 汗まみれだったのに、7日間お風呂にも入ってなかったんだ。 お湯が恋しかった。ありがたかった。

21:10 電話→ 同僚


宅配担当者が取りに来るため、実家(店)へ連絡してWPを預かってもらう。 遅くなってごめん。


回想録 4月17日(水) その2

2013年07月06日 14時26分30秒 | My House♡ My Fashion♡

電話→ かかってきた電話 電話← かけた電話 / 身内は割愛

10:10 電話← 燃料店
 同僚から おかずがなくなった と連絡があり材料をもらったので、昼にかけて預かった素材を持ち実家食堂へ。 身体は忙しいが、やはり店にいた方がホッとする。 

11:22 電話→ 不動産B 鍵と記入してもらう契約書を渡すので来て欲しいとの電話あり。 もちろんすぐに取りに行く。

12:30過ぎから娘、息子と一緒に内部をチェックに行く。

中玄関から外を見る。逆光。 仮宅で邪魔にされていたPC用作業椅子がぽつんとおかれる。

中玄関に入り右手に納戸。 調味料類を置かせてもらおう。

地下室と、ちょうど写真を撮るために立っている足元に、ムロの入り口がある。 どういう使い方をされていた家なのだろう。

室内へ入る扉が。 この小窓は?

下駄箱がいらないくらい収納場所の多い玄関だこと。 この箱は何だろう? 重くて、2本の白いホースが内部へ。

旧宅では引越しの際、20Aしかなくて30Aに増設してもらった。この家もしなくてはならないかもとチェック。配電盤、探した探した。(笑) 納戸=以降『倉庫部屋』にあった。

一度、外へ出て、一歩踏み込み、中玄関含め中を撮影。 右の引き戸が倉庫部屋、壁の扉は何?そして地下室への階段。

中玄関へ入り、引き戸が入るように撮影した倉庫部屋。右壁に昔ながらのスイッチ。恐る恐るレバーを上げ下げしてみるが変化なし。使用されていないのだろうか。 それよりも、この家そのものが通電しているのかどうか、この時点では不明。

納戸を開けてみた。 えぇ~!荷物が残ってるよ~。どうすんのこれ?古い昔のカンカン。中には豆類が。種豆?

室内へ。おぉ~~! 広い!! 運動場になりそうなくらい広い!! 感動モノである。緑色は、ドア部でスタイロフォームがはってある。外へ出られるのか?

おぉ~~!! 憧れのL字型台所じゃ~! 床下収納庫までついている~!玄関にあった白い箱から出ている白いホースが流し台水道に直結。 給湯器か。

居間から和室方向を見る。

和室。押入れの隣はドア。写真を撮る背中側にも作りつけのクローゼットと床の間。

和室から出るとこの部屋。台所を背にして撮影。右手ドアからさらに奥へいける。なんちゅう家だよ。

書斎部屋と名づける。左の穴はペチカになっている。集合煙突に直結している。

書斎部屋から奥へ。一段高い廊下と、一段低い・・??

勝手口?というか裏へ出られるドアが。左には風呂釜。釜の煙突、まっすぐじゃないのかよ。右の引き戸の中には90Lの灯油タンク。風呂釜専用なのだろう。

突き当たり右側の部屋。布団部屋と名づける。押入れが一段高くなっている。右の扉も押入れになっている。4畳半。

室内へ入って撮影。

突き当たり左の部屋。こちらも4畳半。クローゼット~洋服部屋~と名づける。 押入れと作りつけクローゼット。なんちゅう家だよ。< さっきも言った。

ちょっと戻って、壁にも作りつけの扉が。そして2階への階段。

上がりきって、下を向いて撮影。階段右側に1部屋。左にも部屋が。 ありゃ、左側部屋、扉ないですけど。

階段向かって右部屋。1・・2・・6畳だ。

えっ!!! ピアノ??! ビックリ! 感動!! カバーを少しよけてキーを二つ三つたたいてみた。

・・・・何年調律してないのだろう・・・ 弾くと、夜な夜な眠りについた頃に「ポロン・・・ポン・・・」と鳴きだしたら困る・・ 触らないで置こう。電子ピアノがあるじゃないか。

ピアノ部屋を出て、階段左側の部屋を探索。 広いよ、この部屋。

扉のない部屋。 窓は小さいが8畳で収納場所の多いこと!

突き当たりの部屋。南向き窓が大きく、一段高くなった畳の下は引き出しがついている。ベッド下収納じゃん!右手に大きな作りつけ収納。反対側も・・

2箇所に本棚のような作りつけ棚。屋根に沿っているようで天井は低いが、充分に立って歩ける高さ。全く問題はない。

 

「そろそろ時間だで~」と呼ぶ娘。 右の納戸には、はずされたドアや窓がぎっしり詰められている。廊下は狭いが一人通れれば充分。

 

気に入った! これで30,000円/月ですよ。 玄関前には車が3台止められるスペース。 使うかどうかわからないけど温室もある。 すごい、すごいよ~!

冬がどうかはまだわからないけれど、造りが非常にしっかりしているのが見て取れる。

もう、「借ります!」と返事しちゃってて、その上で鍵を借りてるからいまさらだけど。 いや~いい物件だわ~。 Kさんに感謝!

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14:21 電話→ 不動産A社

14:30 同僚親子、旧宅へ集合。 札幌から大家息子さんが見に来るのだ。

14:34 電話→ 不動産B社

15:00 (予定)札幌大家さん息子来る・・・・はずが・・・ 電話が来た。 「親の体調が悪く連れて行けないので今日は帰る。明日改めて(息子さん)自分ひとりで伺うので・・。

呆然。 何だぁ?

電話の向こうでは聞き覚えのある音が繰り返し鳴っている。 福祉施設げんき21の入り口の、チャイム?だ。

当初の予定では、旧宅を見て実家の店へ行って話しをし、それから福祉課へ行くつもりだったが、実家店が昼時にかかるため後回しにしてもらい、福祉課へ先に行ったのだ。

遠軽までは来ているのに、なぜ? と思ったが、

「どうしましたか?おじさん、大丈夫なんですか?」

と聞いたところ、

「実は興奮状態でとても落ち着いて話ができる状態ではないんです。 今も福祉課で話をしてきたところなんですが、怒鳴りまくって会話にならない。だから今日はそのまま丸瀬布へ帰します」ということだった。

明日、午後3時を約束して電話を切った。がどうにも腑に落ちない。

すると同僚父さんが、「げんき21、行ってみるべ!」と言い出した。 賛成だが、すぐに動けば鉢合わせの可能性がある。 30分ほど時間をずらして皆で行った。

--- 後述 ---

 

↑ 時間・日付がどうもずれているが、はっきりしないので残しておく。

一日ずれだと思うが。


回想録 4月17日(水) その1

2013年07月06日 13時52分57秒 | My House♡ My Fashion♡

(16日の続き~真夜中の写真たち)

【画像撮影時刻 25:06(17日01:16)】 仮宅。 使い慣れたカゴに収まるメル。ストーブはついているのに、室内は寒いくらい。

【画像撮影時刻 25:31(17日01:31)】 仮宅。 少し自分も落ち着きメモの整理を始めた。日付と時間、やること、やったこと を明確にしておかなくては。

【画像撮影時刻 25:31(17日01:31)】 仮宅。小物が多いので視覚的にもゴチャゴチャ。新しい家ではちゃんと整理整頓を心がけようと決心。

【画像撮影時刻 25:56(17日01:56)】 仮宅。 娘が買い込んできた非常食~というか通常食? ミコトが冷蔵庫経由で食器棚に上がることを覚えてしまった。蛍光管が危ない。

家ネコにもそれなりに 『縄張り』 がある。 昨日から頻繁に激しいネコ同士の喧嘩が起こるようになってしまった。

先住ネコのメルが、新参者のメイとミコトに一方的にやられる。 メルも逃げ腰になりながら後ずさりをしていくのだが、追い詰められていく。 ミコトがヒステリックに叫び、毟られたメルの毛の固まりがいたるところに・・

帰る度にそれらを掃除するのだが、1日に何度もやられている。

これは早めに広い場所へ移動しないと大変だ。

【画像撮影時刻 25:57(17日01:57)】 仮宅。 子供らの寝る和室入り口の引き戸に横一直線に深い傷がある。これは私たちがつけたものではない。

不動産B社へ契約書を持っていった際に、「壁に釘や画鋲、ネジの穴をあけてもいいんですか?結構穴だらけなんですけど・・」と聞いてみた。

「いえ。 ダメです。 ダメなんですけど・・ もう遅いかもです。(笑)」

その際の話から、私たちが入った時点でついている、壁の汚れ、穴、傷、床の傷、たたみの痛み具合その他』 など写真に撮っておくように言われた。 換気扇周りの油汚れの跡やベランダ下床のフローリングの傷み具合など気づいたところをバチバチ写しておいた。 掲載は割愛。

【画像撮影時刻 26:45(17日02:45)】 仮宅。 冷蔵庫の上が定位置になったミコト。食卓テーブルから飛び上がる。

【画像撮影時刻 26:55(17日02:55)】 仮宅。 カーテンもかけていないベランダ。お隣の設計事務所の庭の向こうは通りがあり、細い道で、交通量は少ないが行き来はある。 丸見えだ。 早くカーテン見つけないと・・ < そのレベルかよ

落ち着いて静かにしている時は、可愛いいい子なんだけどね~


内容掲示

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