唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
27年前の今日
1982年。前世紀のことだ。
27年前の今日、デジタル時代の幕が開かれた。それ以前にも勿論デジタルな機器がないわけでは無かったが、家庭に一台ずつあるような代物ではなかった。そんなデジタル機器が1982年10月1日以降急速に普及することになった。
デジタル時代を開いたのはCD(Compact Disc)であった。ソニーが1982年10月1日、27年前の今日、世界初のCDプレイヤーCDP-101(168.000円)を発売、CBSソニー(当時、現ソニー・ミュージックエイターテインメント)も時を同じくして50タイトルのCDを発売した。
高値の花であったCDプレイヤーもあっという間に価格が下がったが、それでも郷秋<Gauche>が買える程の価格になったのは1986年のことであった。
郷秋<Gauche>が初めて買った CDプレイヤーがこれ、ソニーのD-100である。ソニーは当初からポータブルタイプのCDプレイヤーを考えていたことと思うが、製品としてようやく発売できたのはCDP-101登場の2年後、1984年登場のD-50。縦・横こそCDケースサイズであったが厚さは36.9mmもあり「なんとか携帯も出来る」程度の大きさであった。
さらに2年後に登場したのが郷秋<Gauche>が購入した厚さ19.8mm、CDケース2枚分のD-100。ただしバッテリーは外付けで10mm程の厚みがあった。それにしてもバッテリーを外したこの姿は今見ても端正で新鮮である。久しぶりにACアダプタをつないで動かしてみたけれどちゃんと再生できた。現役である。
1982年10月1日以来、世のすべての事象はデジタル化していく。そして、デジタルな音楽情報を詰め込んだCDさえも今や青息吐息で、音楽情報も映像・画像情報もシリコンチップに溜め込んで見聴きする時代へと移り行きつつある。というか、10代、20代にとって丸い物をクルクル回して音楽や映像を再生する時代はとっくに終わっているんだろうな。
世界初のCDとCDプレイヤーが登場してから郷秋<Gauche>がそのCDとCDプレイヤーを自分のものとするまでには5年を要した。丸いクルクル回る物を使わなくても音楽を再生するのが一般的になってからもう同じくらいの時間が経過していると思うが、郷秋<Gauche>が音楽を聴くときには相変わらず12cmの丸い物を回ている。
郷秋<Gauche>はジャケット写真を楽しみたいから本当は直径30cmの丸いもの、LPが好きなのだが、さすがにそうも云っておられないので12cmの丸い物を回す。このサイズならばジャケット写真も何とかぎりぎり鑑賞できるし、ライナーノーツも読むことが出来る。郷秋<Gauche>は至ってオールドファッションな人間。人に「お前は古い」と云われても、好きな音楽は好きなジャケットを眺めながら、丸い物をクルクル回しながら聴きたいのである。
27年前の今日、デジタル時代の幕が開かれた。それ以前にも勿論デジタルな機器がないわけでは無かったが、家庭に一台ずつあるような代物ではなかった。そんなデジタル機器が1982年10月1日以降急速に普及することになった。
デジタル時代を開いたのはCD(Compact Disc)であった。ソニーが1982年10月1日、27年前の今日、世界初のCDプレイヤーCDP-101(168.000円)を発売、CBSソニー(当時、現ソニー・ミュージックエイターテインメント)も時を同じくして50タイトルのCDを発売した。
高値の花であったCDプレイヤーもあっという間に価格が下がったが、それでも郷秋<Gauche>が買える程の価格になったのは1986年のことであった。
![]() |
![]() |
郷秋<Gauche>が初めて買った CDプレイヤーがこれ、ソニーのD-100である。ソニーは当初からポータブルタイプのCDプレイヤーを考えていたことと思うが、製品としてようやく発売できたのはCDP-101登場の2年後、1984年登場のD-50。縦・横こそCDケースサイズであったが厚さは36.9mmもあり「なんとか携帯も出来る」程度の大きさであった。
さらに2年後に登場したのが郷秋<Gauche>が購入した厚さ19.8mm、CDケース2枚分のD-100。ただしバッテリーは外付けで10mm程の厚みがあった。それにしてもバッテリーを外したこの姿は今見ても端正で新鮮である。久しぶりにACアダプタをつないで動かしてみたけれどちゃんと再生できた。現役である。
1982年10月1日以来、世のすべての事象はデジタル化していく。そして、デジタルな音楽情報を詰め込んだCDさえも今や青息吐息で、音楽情報も映像・画像情報もシリコンチップに溜め込んで見聴きする時代へと移り行きつつある。というか、10代、20代にとって丸い物をクルクル回して音楽や映像を再生する時代はとっくに終わっているんだろうな。
世界初のCDとCDプレイヤーが登場してから郷秋<Gauche>がそのCDとCDプレイヤーを自分のものとするまでには5年を要した。丸いクルクル回る物を使わなくても音楽を再生するのが一般的になってからもう同じくらいの時間が経過していると思うが、郷秋<Gauche>が音楽を聴くときには相変わらず12cmの丸い物を回ている。
郷秋<Gauche>はジャケット写真を楽しみたいから本当は直径30cmの丸いもの、LPが好きなのだが、さすがにそうも云っておられないので12cmの丸い物を回す。このサイズならばジャケット写真も何とかぎりぎり鑑賞できるし、ライナーノーツも読むことが出来る。郷秋<Gauche>は至ってオールドファッションな人間。人に「お前は古い」と云われても、好きな音楽は好きなジャケットを眺めながら、丸い物をクルクル回しながら聴きたいのである。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )