2009-2010 COTYは三代目プリウス

 初代プリウス(1997-1998)に続いて二代目もCOTY(Car of the Year / コティー)だったかと思って調べてみたら、2003-2004のCOTYでノミネートはされているけれど、同年COTYはレガシイ。マツダRX-8がMost Fun、日産ティアナがMost Value、ジャガーXJがMost Advanced Technologyの各賞を獲得しているけれど、二代目は無冠だったことを知った。以外である。

 初代はCOTYに輝いたが余り売れなかったように記憶している。ボディサイズが小さく、デザインも今ひとつパッとしなかったしボディカラーも魅力的なものがなく、つまりは地味だったんだな。来るべき「脱石化燃料」時代を見据えた革新的技術は「その筋の方」には評価されても、まだ一般の消費者には早過ぎた登場であったと云っていいだろ。

 二代目プリウスがノミネートされた2003-2004のCOTYは、その後の国内市場ではまったく良いところのなかったホンダのアコードであった。COTYを取ったからと云って売れるとは限らないのは、最近では1年前のトヨタiQを思い出していただければお判りの通りだが、その筋の方(玄人筋、つまりクルマ評論家などのことだ)には評価されても一般消費者には理解さないのである。

 プリウスは初代が登場した12年前には消費者にはまったく理解も受け入れもされなかったわけだが、二代目になって売れ出し三代目登場と同時に大ブレイクしたのはご存知の通り。そういう意味では12年も前にハイブリッドカーを出したトヨタは大したものだと、やはり評価しなければならない。iQだって5年後には大ブレイクするかもしれないけれど、ハイブリッド化なりフルEV化なりの、インパクトのあるモデルチェンジが無いとダメだろうな。

 しかしトヨタって、こんな時代にLFAは出すはFT-86は出すはで、余裕というのか、やっぱり凄いと認めざるを得ない。何が凄いかって、世界一になっても挑戦する手を緩めないのが凄い。そんなトヨタだから、F1で勝てないのはホントに悔しいんだろうね。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日ご覧いただいたなるせの森の田んぼの3ヶ月半前の様子。稲の成長ってホントに早いですね。

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 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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