唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
LEXUS LFAは現代に甦った2000GTか?
今日の記事のタイトルは疑問形だ。疑問形には応えねばなるまい。でもその答えは実に簡単。「否」である。だって2000GTはその名の通りGrand touring。イタリア語で云えばGran Turismoだが、いずれにせよ大旅行用のクルマ。高い動力性能を持つという意味では同じだが、サーキット(だけ)を速く走ればよいスポーツカー、レーシング・スポーツ、レーシングカーとは違い、GTは快適性や居住性が問われる。LEXUS LFAはレーシング・スポーツだ。だからLEXUS LFAは、残念ながら現代に甦った2000GTではない。
しかしだ、驚くべきは3750万円というその価格である。この価格はすべてのポルシェよりもすべてのフェラーリよりも、すべてのマセラティよりもすべてのアストン・マーティンよりも高価なのである。勿論アウディR8よりも高価であり、これより高価なクルマ(セダン系は除く)はランボルギーニのムルシエラゴLP640だけ。
でもね、郷秋<Gauche>だったら、LEXUS LFAよりも1000万円以上安いアルファ・ロメオ8Cの方がいい。だって毎日サーキットを走るわけじゃないんだし、荷物なんかろくに積めそうもないLFAよも、半月かけて北海道を一回りするような旅には絶対に8Cの方が向いているし、8Cはそのボディラインがとにかくセクシーだ。だから8Cはドライブしないで眺めているだけだって楽しいと思う。LEXUS LFA?全然だめだね。
LFAと8Cの差額分で古いロータスのオープンホイルのマシンを手に入れてサーキットを走るのは楽しいだろうな。8Cでサーキットに乗り付けて、50年前のロータス・シングルシーターで走ったりするってのは、大人の遊びとしては最上級なんじゃないか?やっぱりアルファとロータスでしょう。レクサスなんかケツが青くって、一緒に遊ぶ気にはなれないよね。って云いながら実はこっそりLFAを買って、そのままガレージで油漬けにしておいて、レーシングカーまで電気仕掛けになった頃にコースに引っ張り出して遊ぶと云うのは面白いかも知れないな。って、夢のまた夢(^^;。
今日の一枚は、クルマネタ、しかもトヨタの、ということで無理やり引っ張り出してきた、恩田の森の柿の木の下で佇む初代MR2。どうして君はこんなところにいるの?