唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
足踏み式パーキングブレーキは止めてくれ
お客様をご案内するために日産のエルグランドを借りた。なんだかやたらにデカイ。でもやたらに豪華なヤツで、シートは上品なベージュ色の皮で2列目のシートはまるでヒコーキのビジネスクラスみたいだ(乗ったことないけど)。ドライバーズシートは電動で、こう云う高級車に乗ったことのない郷秋<Gauche>はシートの調整ボタンを探すのに時間がかかる有様。
多分車重は2t近くあるんだろう。だからだと思うけれど(街中の中低速走行に限れば)運転席での乗り心地は重厚だから、2列のビジネスクラスではさぞかし快適なことだろう。運転を楽しむためのクルマじゃないからこんなものかと云う気はするけれど、それにしてもステアリングは軽過ぎでタイヤの反応も遅く、これには馴染めない。
そんなこんなの日産エルグランドだけれど、最悪なのは足踏み式にパーキングブレーキ。別に日産エルグランドだけじゃなくて、ちょっと高級を気取るクルマの多くがそうなのだが、足踏み式のパーキングブレーキと云うのは大衆車と差別化するための格好のアイテムなのかも知れないな。
この足踏み式パーキングブレーキ、左足でブレーキを踏む郷秋<Gauche>にとっては、これほど不便で厄介なものはないのだ。当然のことだけれど足踏み式パーキングブレーキは左足で踏むようになっている。それは「普通の」と云うのか、より多くのドライバーは右足でアクセルペダルとブレーキペダルを踏み分けているから、空いている左足で踏んでもらおうというのが、左足で踏むパーキングブレーキの出発点なのだろう。
でも、郷秋<Gauche>は左足でブレーキを踏むからAT車に乗っていても左足がいつも空いているわけではない。左足でブレーキを踏むから足踏み式のパーキングブレーキを踏むためには左足で踏んでいるブレーキペダルの右端を右足で踏んで、それから左足をブレーキペダルから離してパーキングブレーキを踏むことになるから厄介なのである。
しかしだ、郷秋<Gauche>と同じように左足でブレーキを踏むドライバーがいることも前提にしてパーキングブレーキをどうすればよいのかを考えて貰いたいものである。もっとも、大分前のことではあるけれど、国内の某T社のマニュアルには「ブレーキペダルは右足で踏んでください」と書かれていた(ように記憶している)。
今も同じことが書かれているかどうかは判らないけれど、ブレーキペダルは右足で踏むことを前提にした設計がなされていることは確かだ。左足でブレーキペダルを踏むドライバーのために、左足で踏むパーキングブレーキは止めましょうね。左足も忙しいんだから!
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例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)。日本には明治中期に入ってきたヒマラヤ原産の植物です。夏の間は日本の暑さに耐えかねるのか、ほとんど枯れたようになっていますが、春と秋とに金平糖のような愛らしい花を咲かせます。道端のコンクリートやアスファルトの隙間から生えるなど、生命力の強い植物で、今ではほとんど雑草化していますので皆さんもきっと道端でご覧になられたことがあるはずです。