唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
名門の逆襲
ある種の週刊誌のような大仰なタイトルを付けてしまったが、正確には「名門の逆襲」ではなく名門の復活」だろうと、書いた自分でも思う。まず最初に、今日のタイトルは単なる「こけおどし」でまったく不適切なものであると書いておく。
さて、タイトル前半の二文字の名門とは、高級6×6一眼レフで一世を風靡したスウェーデンのハッセルブラッドの事である。ハッセルブラッドは1970年代から90年代にかけての、特にコマーシャル写真の分野では「泣く子も黙る」と云われた(たかどうかは定かではない。郷秋<Gauche>が勝手に「作った」)カメラで、ボルボのワゴンあるいはランドローバーと共に、売れっ子コマーシャルカメラマンには必須のアイテムであった。
そのハッセルブラッドも、デジタル時代に入ると神通力に陰りが見られるようになったかに見えたが、実は超高価な中判デジタルカメラを作るようになり、相変わらずコマーシャル分野ではなくてはならないカメラではあったようだが、いかんせん高価に過ぎて沢山売れる訳もなく、あるいはそのことがハッセルブラッド社の経営に大きな問題をもたらしていたのかも知れない。
そこで、一般のユーザー(とは云っても、(超)高所得者)が買える、使えるカメラ、つまり「売れる」カメラを開発したと云う事なのだろう。だがしかし、元がソニーのNEX-7であることは一目でわかってしまう。と云う事はハッセルブラッド社の仕事は、手間暇とカネのかかった外装「だけ」と云う事になるな。それにしても天然木や本皮、(多分)高価なカーボン素材は云うに及ばず金銀まで使った、贅を尽くした外装である。
こう云っては何だが、5000円のムーブメントを使って、金銀宝石類をケースやベルトに埋め込んだ、うん百万円の腕時計と同じである。標準仕様で5000ユーロと云われるLuna(これがカメラの名前だ)だが、金の外装、なんとかかんとかの皮を張ったグリップとなると100万円オーバーのプライスタグが付けられるのだろうが、そのスペシャルLunaで撮っても、出来上がる写真は9万円のNEX-7で撮ったものと同じだ。
それでもLunaを買う人がいると云うマーティング・リサーチ結果に基づいての開発な訳なのだろうが、例えばライカのAPS-Cコンパクト、「たった」20万円のX2でさえもその売れ行きは、シェアで云えば限りなく0%に近いものであることは容易に想像が付く訳で、それを考えるならば標準仕様でさえ5000ユーロだと云うLunaが一体全体月に何台売れるのか、(全然思わないけれど、仮に)買いたいと思ったとしてもとても買えない郷秋<Gauche>としては、大いに楽しみであるぞ。
注:今日の記事は、その大部分は確たる根拠もないまま郷秋<Gauche>が勝手に作りあげた妄想に基づき書いたものであるので、決して真に受けないように。でもだ、まったく的外れではないとは思うぞ。
名門の逆襲
ある種の週刊誌のような大仰なタイトルを付けてしまったが、正確には「名門の逆襲」ではなく名門の復活」だろうと、書いた自分でも思う。まず最初に、今日のタイトルは単なる「こけおどし」でまったく不適切なものであると書いておく。
さて、タイトル前半の二文字の名門とは、高級6×6一眼レフで一世を風靡したスウェーデンのハッセルブラッドの事である。ハッセルブラッドは1970年代から90年代にかけての、特にコマーシャル写真の分野では「泣く子も黙る」と云われた(たかどうかは定かではない。郷秋<Gauche>が勝手に「作った」)カメラで、ボルボのワゴンあるいはランドローバーと共に、売れっ子コマーシャルカメラマンには必須のアイテムであった。
そのハッセルブラッドも、デジタル時代に入ると神通力に陰りが見られるようになったかに見えたが、実は超高価な中判デジタルカメラを作るようになり、相変わらずコマーシャル分野ではなくてはならないカメラではあったようだが、いかんせん高価に過ぎて沢山売れる訳もなく、あるいはそのことがハッセルブラッド社の経営に大きな問題をもたらしていたのかも知れない。
そこで、一般のユーザー(とは云っても、(超)高所得者)が買える、使えるカメラ、つまり「売れる」カメラを開発したと云う事なのだろう。だがしかし、元がソニーのNEX-7であることは一目でわかってしまう。と云う事はハッセルブラッド社の仕事は、手間暇とカネのかかった外装「だけ」と云う事になるな。それにしても天然木や本皮、(多分)高価なカーボン素材は云うに及ばず金銀まで使った、贅を尽くした外装である。
こう云っては何だが、5000円のムーブメントを使って、金銀宝石類をケースやベルトに埋め込んだ、うん百万円の腕時計と同じである。標準仕様で5000ユーロと云われるLuna(これがカメラの名前だ)だが、金の外装、なんとかかんとかの皮を張ったグリップとなると100万円オーバーのプライスタグが付けられるのだろうが、そのスペシャルLunaで撮っても、出来上がる写真は9万円のNEX-7で撮ったものと同じだ。
それでもLunaを買う人がいると云うマーティング・リサーチ結果に基づいての開発な訳なのだろうが、例えばライカのAPS-Cコンパクト、「たった」20万円のX2でさえもその売れ行きは、シェアで云えば限りなく0%に近いものであることは容易に想像が付く訳で、それを考えるならば標準仕様でさえ5000ユーロだと云うLunaが一体全体月に何台売れるのか、(全然思わないけれど、仮に)買いたいと思ったとしてもとても買えない郷秋<Gauche>としては、大いに楽しみであるぞ。
注:今日の記事は、その大部分は確たる根拠もないまま郷秋<Gauche>が勝手に作りあげた妄想に基づき書いたものであるので、決して真に受けないように。でもだ、まったく的外れではないとは思うぞ。