茗荷


 我が家の畑で、今日採れた茗荷たち。夥しい雑草に覆われていた建物の北側と西側部分の雑草と共に茗荷の葉も全て切り取ってしまったので、もう今年の収穫はこれが最後になう事だろう。

 横浜に引っ越してきて数年経った頃だっただろうか、何気なしに買ってきて植えた10センチほどの根(茗荷は園芸店などで「根っこ」を売っていて、これを植えるのである)が、10年程で一坪半程までに広がり、毎夏、家族では食べきれないほどの茗荷がなる。

 「なる」と書いたが実は「実」ではなく、土の中から顔を出した蕾、正確には「花穂」の部分を食べているらしいことがわかった。更に、晩夏から初秋にかけてが旬であると書かれてもいたが、少なくとも我が家では盛夏前から収穫が出来ている。でも、今日収穫した丸々と太った茗荷を見ると、なるほど、初秋の食べ物なのだと云う事が判る気がする。

 白からピンクそして緑に至る色が目を楽しませ、同時に独特の風味で舌を楽しませてくれる茗荷は、日本の夏から初秋なくてはならない食べ物であるなぁ。

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