上野憲男先生から作品が2点届いた。「北方文学」の表紙に使ってくれとの思し召しである。上野憲男先生は日本の抽象画の世界で重鎮といわれるほどの大家であり、こんな先生に地方の同人雑誌でしかない「北方文学」の表紙絵を提供していただけることは、大変な名誉といわなければならない。
上野先生は同郷のよしみで、『失楽園』で有名な渡辺淳一の本の装画を提供したこともあるのだが、かつてその作品は高橋和己、中村真一郎、小林秀雄などの本を飾ったこともあるのだ。この上もない栄誉である。
上野先生とは数年前、柏崎の美術愛好家がその作品を購入されたとき、お披露目の席に招待されてからのおつきあいだ。一昨年柏崎のギャラリー「十三代目長兵衛」で先生の個展が開催されたとき、図々しくも「北方文学」を持参して、「この雑誌の表紙に絵をください」と単刀直入にお願いした。先生は同人雑誌の活動に深い理解を示され、快く了解してくださった。
2004年10月に発行された第55号から上野先生の作品を表紙に使わせていただいている。それ以来「中身はともかく、表紙がいい」との評価をあちこちから受けるようになった。玄文社のホームページのトップページを飾っているのも上野先生の作品である。その詩情溢れる抽象世界を味わっていただきたい。
ところで、「北方文学」57号の発行は4月の頭という予定であったが、若干遅れて4月中旬になりそう。この26日に2回目の編集会議を持つことになった。57号の表紙を飾るのは上野憲男先生の「午後の港」という作品になる。
上野先生は同郷のよしみで、『失楽園』で有名な渡辺淳一の本の装画を提供したこともあるのだが、かつてその作品は高橋和己、中村真一郎、小林秀雄などの本を飾ったこともあるのだ。この上もない栄誉である。
上野先生とは数年前、柏崎の美術愛好家がその作品を購入されたとき、お披露目の席に招待されてからのおつきあいだ。一昨年柏崎のギャラリー「十三代目長兵衛」で先生の個展が開催されたとき、図々しくも「北方文学」を持参して、「この雑誌の表紙に絵をください」と単刀直入にお願いした。先生は同人雑誌の活動に深い理解を示され、快く了解してくださった。
2004年10月に発行された第55号から上野先生の作品を表紙に使わせていただいている。それ以来「中身はともかく、表紙がいい」との評価をあちこちから受けるようになった。玄文社のホームページのトップページを飾っているのも上野先生の作品である。その詩情溢れる抽象世界を味わっていただきたい。
ところで、「北方文学」57号の発行は4月の頭という予定であったが、若干遅れて4月中旬になりそう。この26日に2回目の編集会議を持つことになった。57号の表紙を飾るのは上野憲男先生の「午後の港」という作品になる。