弁護士太田宏美の公式ブログ

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地震で始まった2012年と地理的条件にみる日本の閉鎖性

2012年01月02日 | 生き方・人生

比較的暖かく穏やかに始まりましたが、
昼過ぎには、さっそくの地震でした。東京で震度4。
すっきりとしない揺れ方でした。
去年の続きなのか、去年を終りにするものか、その揺れ方だけでは
判断は困難です。
一応、終りにしたいです。

         

よく「地政学的」云々がいわれます。
昨年に旅をしたトルコも、特殊な地理的条件そのものが財産であることは
歴史をみても理解できます。
アメリカも環大西洋の国でもあるし、最近の動きに見られる環太平洋の国でも
あることは地図をみれば一目瞭然です。
両方に開かれています。

日本はというと、太平洋に背中を向け、アジア大陸とは距離を置きながら
それでも、くっついています。つかず離れずです。
地図をみても日本は孤立しています。

これはもう、日本が持って生まれたもののようです。

国民がそのことに気づかない限り、閉塞した社会が続くのでしょうか。
気になります。

なお、ついでに、イギリスは欧州大陸と狭いドーバー海峡を挟んで
繋がっているにもかかわらず、大陸には背を向けています。
太平洋に向って開けています。
ユーロの危機をめぐる最近のイギリスとフランス・ドイツの熾烈なやり取りも
納得です。