弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

Law&Orderにみるアメリカ、ハイチのこどもの人身売買、ラオスも

2012年01月15日 | Law&Order

外出中の合間の時間にiPAD2で書いています。
(iPAD2に慣れるべく、できる限り、持ち歩くようにしています。)

シーズン19の8話は、アメリカでも子供の奴隷労働利用、人身売買が
実際に横行している問題です。

従来は、不法滞在の大人を家政婦として使うことが多かったと思います。
子供のメリットは、形式的に養子にすることが可能であり、法律問題が
クリアーし易いことでしょうか。

正しく、人身売買です。

養親一家に利用され、犯罪の道具に使われたとしても、情状酌量の余地が
あるとしても、犯した罪がゼロになるわけではありません。
マッコイをはじめカッターたちの暗澹たる表情は無力感以外の何物でも
ありません。

今日は、余りにも重い問題でした。

ハイチは2010年1月12日発生の大地震被害の復興が大幅に遅れています。
31万人以上の死者を出し、今も51万6000人がテント暮らしと言います。
地震の年の10月から始まったコレラの流行もまだ収まっていないなど
困難な状況が続いているのです。

このドラマ当時以上に、子供の人身売買、奴隷労働は深刻化している可能性が
あります。
なお、日本での放送日は13日でしたが、大地震から2年の追悼ミサが行われた
翌日だったのですね。
これも何かの縁なのでしょうか。

ですが、大陪審での陪審員の判断のように、それでもハイチにいるより、
子供は幸せだという考えもあるかもしれないです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・

帰ると、ワールドビジョンから支援に対する感謝のプレゼントが届いて
おりました。
ラオスで作ったペンケースです。

         

手づくりの素朴なものです。
ラオスのサバナケット州でつくられる材料(有機栽培の綿花、染料の藍)を
使って伝統的な手法で作られてものです。

ラオスでは、労働力として売られたり、出稼ぎをする子供たちが少ないと
いうことです。
この製品は、こういう人たちを支援する活動の一環として製作されている
ものです。

      

世界では、貧困のために子供たちの人身売買や搾取労働は、まだまだ
あちこちで見られるのですね。
貧困に苦しむ世界の子供たちの支援にご関心のある方はワールド・ビジョン・ジャパン
のホームページをどうぞ。