イタリアの食事のコースは、前菜、第1皿目の料理、第2皿目の料理(メイン)、
付け合わせ、デザートからなるといわれていますが、一般的には
前菜をとれば、プリモ(第1皿目の料理)を飛ばし、メインにいくことが
多いという。
ポンペイでの昼食はフルコースでしたが、その他はプリモ、メイン+つけあわせ、
デザートでした。
幸いタルミナールのホテルの食事のメニューがあります。
調味料もわかるので大変参考になります。
リゾットはこのとき(27日)だけで、あとはパスタ類でした。
そうそう、魚介のフリッティが1回とアランチーニ(ライス・コロッケ)が2回ありました。
アランチーニについてはここをどうぞ。ライス、モッツァレッラ・チーズを丸めて揚げた
ものですが、日本のコロッケとは違って中身のもっちり感と揚げたてのカラッと揚げられた
薄皮の対照が不思議なおいしさでした。
メインは魚(27日)か肉(28日)です。肉は骨付き鶏肉がほとんどでした。
付け合わせはメインのお皿に盛られてきます。
日本のような生野菜のサラダはありませんでした。オリーブオイル等でマリネした?感じのもの、
ゆで野菜、グリルした野菜でした。かぼちゃとかなすなどがうすーくスライスしてグリルしてある
ので、お味はもひとつでした。
写真は一度だけ撮ったものがあります。
ペンネです。
メインです。付け合わせの野菜も添えられています。
何の料理かわからないので開きます。
白身の魚でした。
カレイのようなヒラッタイ魚ですが、なんだかわかりませんでした。
オリーブ、ケッパー、ソルト?などで味付けされていました。
デザートです。
これにいつもパンがつきます。
デザートではカンローノが珍しく、美味しかったです。
カンローノについてはここをどうぞ。
食べたものは「パレルモのカンローノ」でした。
私はもともとチーズはダメなのですが、イタリアでよく出たモッツァレッラ・チーズや
リコッタ・チーズ(カンローノに使われている)はクセがなく、抵抗なく食することが
出来ました。
とはいうもののカンパニア地方の前菜の定番というインサラータ・カプレーゼは
ちょっとという感じでした(モッツァレッラの多さに圧倒される)。
参考までにWEBから拝借してきました。
総括として、あまりクセがなくて飽きのこない美味しさかな。
日本料理というと醤油ですが、イタリア料理はオリーブオイルです。
それと麺の種類の多さでしょうか。
プーリア州を代表する耳たぶ型のパスタ(オレッキエッティ)などですし、
自家製のものもあります。
これはアマルフィで食べたものですが、レストランの自家製で、きし麺のように
ひらっぺたく、ただもう少しもっちり感がありました。美味しかったです。
量的には、ナポリで、スパッゲティの後、メインがピッツァ(一枚まるまる)でした。
このときはせいぜいピッツァ半分で許して?と言いたいところでした。
(たぶんこれがイタリアンの適量なんでしょう。日本人には多すぎのようでした。)
が、私は痩せの大食いタイプですので、頑張って全部平らげました。
あまり後に残らないようで、無理して食べておいてよかったかなと思いました。
ただ、海が近いですが、魚介類は生では食さないのでしょうか?
生のサーモンや白身の魚を薄くスライスしてマリネしたものと思って(メニューの絵をみて)
注文したものが、実際はスモークしたものだったのにはがっかりでした。
また「うに」のスパッゲティも日本のうにを予想して注文しましたが、
「乾燥」うにでした。お味はまずまずでしたが。
小さないわしのシンプルな酢漬けはおいしかったです。ワインビネガーでしょうか日本の米酢
とは異なりさっぱり感がいい感じでした。 しかもトマトと一緒というのも新鮮でした。
麺の煮具合ですが、日本では固めが好まれるのかもしれませんが、イタリアではそうでも
ないようでした。固めのものは好まない私には丁度いい程度でした。
私たちが食べなかった前菜やパスタのソースは豊富であり、そこにイタリア料理の本当の
美味しさ、深さがあるのではと思います。
イタリア料理は病みつきになりそうな料理ですね。