弁護士太田宏美の公式ブログ

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マテーラの洞窟住居サッシ

2015年04月18日 | 日記

マテーラはアルベロベッロに近いところにあります。

イタリア政府観光局の公式サイトによると、マテーラのサッシは1993年ユネスコの
文化遺産に登録される。 

「地中海地域にみられる、谷の岩場の斜面を掘った洞窟住居サッシ群が広範囲にわたり完全な形で現存している貴重な遺跡。洞窟に作られた教会内部マテーラの洞窟に人々が住むようになったのは旧石器時代に遡るともいわれていますが、その後時代とともに家としての形が整えられ、通路や教会も築かれて人々が生活を営む街が形成されていきました。
小さな洞窟住居が谷の斜面の崖にへばりつくように上下左右に並んでいる様は圧巻」とあります。

洞窟住居についての詳細は ここ をどうぞ。

     

    

    

     これは洞窟教会のサンタ・マリア・デ・イドリス教会です。空高くそびえ立っています。

あまり映りが良くないのですが、谷の斜面を掘って造ったことがわかると思います。

   

密集した中にも、縦に幾層に階段があり、

        

駐車場があり、

       

人の姿や鉢植えが見えたりして、現在、生活の場になっていることが見られます。

      

また、強制移動前の当時のサッシ内の状況です(家具等当時のまま保存)。

     

     

     

それなりに快適だった様子(当時の水準で)がうかがわれます。
ただ日本人には石の建物の中での生活というのは理解が難しいです。 

アルベロベッロの尖がり帽子の家もマテーラの洞窟住居も、貧しい農民がそれぞれの土地の
特性を生かして造ったもののようである。

市街地の様子です。

    

    

やや都会的な雰囲気があります。
マテーラ県の県都だからでしょうか。
今も不思議なのは、子供用の服や靴などのしかもブランドのお店が軒を並べて
いました。マーケットではありません。きちんとしたビル内のショップです。念のため、
ネットで調べてみましたがわかりません。

ただ、マテーラは2019年の欧州文化首都に選ばれているということです。
欧州文化首都については ここ をどうぞ。
5年後には観光都市として大きく変化していそうです。