LAW&ORDERシーズン１９にみるアメリカ、価値感の混乱

最近のLaw&Orderの検事（AD)の活動には混乱がしばしばです。
１５回も検察側敗訴に終わりました。

１３はタイムズスクウエアーの爆弾事件、１４はラプチャー・ドット・コム、
１５はウォール街に発したグーローバル金融危機にそれぞれ刺激を受けて
製作されたということです（アメリカの放映は２００９年１から３月）。

１５回でもそうですが、実際に殺人事件が起こっている、どう考えても
被告人が犯人ですが、
普通の人たちにとっては、被害者（破たんした会社のCEOの恋人で、
全身ブランドを身にまとう）よりは加害者がより身近です。
若者の更生のために働いている人、語る夢は実現しないとはいっても
若者に夢を与えていることは事実です。
破綻した企業の幹部の慰安旅行１回で２５万ドルも使いながら、若者の夢のために
２０万ドルの寄付はできないというのは、
やはり庶民には納得できないことです。

陪審員が被告人に同情し、無罪の評決を出すのは、やむを得ないことなのかも
しれません。
客観的に何が事実で何が真実かなどどうでもいいのです。
自分たちにとって、何が納得でき、できないか、ということなんですね。
犯罪という場面でも。

検事たちの目指す正義と、日々の生活で虐げられていると思う庶民のみる正義
は違うということなのでしょう。

実際、世界の動きをみていると、置かれている立場で、良いとか悪いとか
いうことは違っているようです。

アメリカでは、富の偏在が甚だしいようです。
それでも、景気が良く、仕事があれば、不満を抑えることができるでしょうが、
一向に光はみえてきません。
さすがのカッターも椅子に倒れ込んでいきます。
きっと絶望のようなものを感じているのでしょうか。

今年の大統領選挙は共和党が挑戦者ですが、ミット・ロムーニーが
なかなか勝てないのは、彼自身、成功者であり、大金持ちだからと
言われています。
確かに、力のあるもの、金のあるものの腐敗は、目に当てられないものが
あります。
庶民がそれに激しい憤りを感じるのは当然です。

日本の現状をみても同じようなことが起こっているようです。
東電の無責任ぶりにはあきれ果ててしまいます。
それにも関らず、値上げをして、被害者である消費者に責任転嫁です。
損害賠償も結局は税金につけが回るだけでしょう。
公共事業だからつぶすわけにはいかないというわけです。

世の中は、どういう方向に向かっているのでしょうか。
考えさせられてしまいました。

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ビルの受付のお花です。グラジオラスがあるというのですが、
ちょっとわかりません。元気になりますかしら？

都心、初めての積雪。春はもうすぐそこです！！

朝、真っ先にカーテンを開け、外を確認。予告どおりの初積雪です。

富士山がひときわ大きく見えます。
ホント、すぐそこにあります。
きょうは、ちょっとアングルを変えました。少し、雰囲気が出たかな？

　　　　　

積雪といっても、うっすらでは感じがでませんが、この程度だと、
「あー、積もったな」とわくわくしますね。
積雪５センチとありましたが、そんな感じです。

　　　　

外気が冷え込んだのでしょうか、路面が凍結しています。
人々は外に出て雪かきです。

何だか懐かしい光景です。

　　　　　　

最近は雪っていうと、元気が出ます。
雪が降る、積もるというのは、春が直ぐそこだということですから・・・

私の一番好きな季節です。心も体もぐっと引き締まります。

マンションの玄関にはチューリップがほころび始めています。

　　　　　　

さー、今日も元気にでかけるよ・・・・・・

確かに春はそこにあります。部屋に差し込む日差しがちょっと強くなったかな？

　　　　　

どうすれば、この感じを伝えられるか？？　伝わりましたでしょうか。

スリップ防止のため、ハイヒールを脱ぎ捨て、ウオーキングシューズで出てきました。
理由もなく、心が弾むっていうことって、ありますよね。
今日はそんな日で、冷たい空気も心地よく、鼻歌を歌いながら
闊歩しました。

人生、いろんなことがあります。でも季節は動いています。
私たちも、淡々と行動すれば、いつか気がつけば思いがけないところに
着いているはずです。

季節の変わり目は、人に変化の楽しさを教えてくれるようです。

ギフォーズ、アメリカ下院議員にみる人間の驚異的な回復力

ガブリエル・ギフォーズ（Gabrielle Giffords)さんは、アメリカ、アリゾナ州選出
の連邦下院議員です。民主党です。

昨年２０１１年１月８日に、アリゾナ、ツーソン（Tucson）のスーパーマーケット、
セイフウエイの前で政治集会をしていたときに発砲事件があり、
９歳の少女や判事が死亡しました。
事件の真相は今もわかっていません。

ガブリエル・ギフォーズさんは頭部を撃たれ（銃弾は貫通）、重体となり、
命の危険もあったのですが、驚異的な回復をみせていました。
８月には議会に出席し、債務上限案に投票するなどしていました。

完全復帰できれば素晴らしいなと見ていましたが、
やはり、まだまだリハビリが必要ということで、２２日、引退を発表したようです。

しかし、自らの言葉で引退表明をするのは、勇気のいることです。
いずれにしても、１年でここまで回復するのは、驚異的だと思います。
そこには、社会のために役立ちたいという強い意志の力あるのだと
思います。

夫のマーク・ケリー（Mark Kelly)はNASAの宇宙飛行士で、彼女が
回復に向けて戦っていた５月にエンデバーに船長として搭乗し、ミッション
を果たしました。
妻のガブリエルさんの一足先に１０月に引退しました。

２人とも大きな使命を持って生きていた人だったわけです。
これから２人でガブリエルさんのリハビリに集中するのでしょうが、
想像を絶するような人生ですが、それだけに、何があっても生きる勇気、
エネルギーの素晴らしさは、人々に感動を与えるものです。

彼女の引退発表のビデオです。
公式サイトからダウンロードしてYOUTUBEに編集しなおしました。
すがすがしくて、とても気持ちがいいです。

どうぞご覧になってください。

 

Facebook と ＬｉｎｋｅｄＩｎと 北欧のカラフルプレート

このところ土曜日にも出かけることが多くなり、日曜日は、唯一
ゆっくりとできる日です。

一日、仕事その他で集中して過ごしました。

ところで、Facebookからは何度もメールをもらっていますが、
まだ怖くてデビューすることができずにいます。

今度はLinkedinに参加しましたが、使い方もわからず、
ただ登録しただけです。

今後はますますネットを通しての人との付き合いが重要になる
のかもしれませんが今のところ私には見えてきません。

ブログは、こうして書いていますが、ようやく最近になり、ネットの世界は
現実のものではないかと感じるようになっています。
手ごたえというか、何というか、兎に角何かを感じるようになっています。

この世の中は、すべて人間の思考、頭から生まれてきたものです。
人の頭の中は見えないけれども、それが、言葉になり、体系的になって
外部から見たり、聞いたり、触れたりすることができるものになると、
みんなが感じられるものになってきます。
人間についてみれば、どういう人かがわかってきます。

今日はブログで特に書くことはありませんが、それは何もないということではなく、
しばらく時間がかかる作業をしているというだけかもしれません。

それなりに充実を感じています。

   　　　
これはスウェーデンで買ってきたガラス製のお皿です。
楽しそうなので、ついつい手が出てしまいました。
直径２０センチほどでしょうか。
北欧のものにカラフルなものが多いのは、長く暗い冬があるからと
思います。
仕舞い込んでありましたが、ちょっと飾ってみました。
ハートは私のシンボルマークのひとつです。
実物は、赤もブルーもグリーンもしっかりとし、とても存在感があります。

LAW&ORDERからみるアメリカ、選挙で選ばれる地方検事

Law&Orderシーズン１９の１３話は混乱していました。

二人の容疑者のどちらにも絞り込むことができずに、素人の探偵マニアに
振り回されっぱなしです。

アメリカの地方検事は選挙によって選ばれる政治ポストです。
日本では想像もつきません。
当然政治家との付き合いもあります。
もともと、マッコイは政治には無関心でしたが、
政治ポストの地方検事に就任すると、本人の意思とは無関係に
政治に巻き込まれてしまうようです。
一時は知事ともうまくいっていましたが、正義派のマッコイは
１８シーズンの最終回で、知事と反目することになってしまいました。

どうやら、選挙が近いようで、シーズン１９では最初から、選挙の話が
背景にありますが、１３話では、選挙がかなり全面に出てくるようになっています。
パーティーに出席したり、支援要請の電話をしたりと、まさに政治家です。
弁護人もそういうマッコイやカッター、コニーの足元を見透かして
取引を有利に進めているのが見てとれます。

実際、知事の擁立する候補に勝たれてはマッコイは終わりですし、
カッターたちも安泰ではいられなくなりそうです。

日本のように政治から中立であっても、実際は法務大臣を通して
あるいは事実上、政治のプレッシャーはあります。
しかし、アメリカのように選挙で選ばれるとなれば、やはり当選するためには
世論の声に引きずられるのも当然でしょう。
今回、両方とも取下げになりましたが、これなどは、マイナス面ではないかと
思います。

地方検事の選挙が実際にどのように行われるのか、
Law&Orderを通してみることができればと楽しみにしています。

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今日は桜をお楽しみください。