ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者が列車の旅「ひまわり号」 介助ボランティア募集 来月22日

2013年08月21日 01時58分32秒 | 障害者の自立
 札幌発着ひまわり号の運行は、今年で29年目を迎える。JR札幌駅に9月22日午前7時に集合し、函館線で砂川駅に行き、滝川市美術自然史館で恐竜の骨格標本を見て、ジンギスカンを食べる予定。午後6時過ぎに札幌駅に到着する。

 榛葉さんは、初回の1985年に参加。駅の階段などで、いつも誰かが手助けしてくれた。「援助してくれる人がたくさんいると実感できた」と振り返る。前向きな気持ちが芽生え、86年から事務局に参加した。

 募集定員は障害者60人、その家族20人、ボランティア120人。参加申し込みはそれぞれ、37人、12人、36人にとどまる。市内の大学や高校でボランティアの参加を呼びかけてきた榛葉さんは「夏休みを挟んだため、周知しきれていないのでは」とみている。
参加費は大人5100円、小学生以下3600円。学生ボランティアは4100円。申し込みは23日までの平日午後7~9時、実行委(電)562・2575へ。

北海道新聞-(08/20 16:00)


障害者雇用、県内で拡大 就職2割増、企業の意識変化

2013年08月21日 01時33分43秒 | 障害者の自立
 県内で障害者雇用に積極的な企業が増えている。岐阜労働局によると、2012年度のハローワークを通じた障害者の就職件数は1479件。前年度比22・7%増で、3年連続で過去最高を更新した。就職率も53・6%で、前年度比3・1ポイント増加。同局の担当者は、「採用する企業の障害者雇用に対する意識が変化してきた。また4月の障害者雇用の法定雇用率引き上げも後押ししている」と分析する。県内で障害者雇用が広がっている。

 婦人服製造ラブリークィーン(岐阜市加納寿町)の物流部門を担当する関連会社LFC(本巣市下福島、井上武社長)。障害者雇用に積極的な県内企業の1社だ。同社では2008年に障害者1人を試験的に採用。12年から採用を本格化しており、現在は10人の障害者が値札付けや伝票処理などの業務をこなす。

 井上社長は障害者の採用を始める時には勇気が必要だったとする。それでも社会貢献になればと決断。一度雇用をしてみると、「身近に障害を持った人がいると社員が人に優しくなり、チームワークが良くなる。ミスを犯さないようなシステムを作るため、生産性が良くなる。できることをもっとやろうという雰囲気ができる」と思わぬメリットがあったと指摘する。

 最近は精神障害者の就職が増えているのも特徴。ハローワークを通じた12年度の就職では、精神障害者の就職は470件、前年度比で63・8%増と大幅に増えている。精神障害者を対象にユニークな就労支援を行っているのが、Notoカレッジ(大垣市高屋町、辻雅靖社長)だ。

 Notoは、グループワークやイベントをトレーニングに採用。Notoで就労支援を受ける精神障害者が企画し、地元商店街が行うイベント「元気ハツラツ市」で無料のコーヒーサービスを行うなどしている。

 辻社長は「精神障害者が最も不安に感じるのは、コミュニケーション能力。みんなで一緒になって企画することで、コミュニケーション能力は高まるし、モチベーションも上がる。自分たちが企画した内容が受け入れられれば、自信にもなる」とする。

 ただ障害者雇用の数は着実に増えているとはいえ、健常者の就職も厳しい中、まだ十分とは言えない。雇う側の企業も就職を支援する側も、長い目で見た地道な活動が求められる。


精神障害者の就労支援をしているNotoカレッジの本社。就労支援の一環で無料のコ2013年07月25日09:33ーヒーサービスを行った=大垣市高屋町

岐阜新聞-22013年07月25日09:30

子どもの発達障害で講演 和歌山大学の小野教授

2013年08月21日 01時26分03秒 | 障害者の自立
 和歌山県串本町西向の町役場古座分庁舎で17日、発達障害のある子どもたちへの理解と支援を求める講演会があった。和歌山大学教育学部の小野次朗教授(59)が褒めることの重要性などについて話し、発達障害の子どもを持つ親や教員、子育て支援者ら約80人が聞いた。

 県教育委員会が主催する本年度の県家庭教育交流会として開かれた。

 小野教授は、発達障害の中で知的障害を伴わない「学習障害(LD)」「注意欠陥多動性障害(ADHD)」、高機能自閉症やアスペルガー症候群を指す「高機能広汎性発達障害(HFPDD)」について説明した。

 LDは全般的な知識発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するという能力のうち、特定のものの習得と使用が大変困難である状態。ADHDは学業や仕事において細かく注意することができない不注意優勢型、一所にじっとできない多動性衝動性優勢型があり、HFPDDは人の気持ちや場の空気が読めないなどの特徴があるという。障害は重複することもある。

 これらは2005年に施行された発達障害者支援法で、精神障害者保健福祉手帳の交付が受けられ、就労などに役立てることができると紹介した。

 文部科学省が12年に発表した小中学生を対象に実施した調査では、発達障害の子どもは通常学級に在籍する中で約6・5%に上ることが分かったと説明。「40人学級だと2、3人はいる計算になる」と身近な障害であることを強調した。

 発達障害の子どもには「何で自分だけできないんだ」といった自尊感情の低さや反抗心が生まれる2次障害が認められ、これらのことが重なり、不登校になってしまう子も多いと説明。「子どものわがままや気ままではない、脳の機能異常が原因と考えられており、叱られることが多く褒められることが極端に少ない。いかに褒めるか、無駄な叱責(しっせき)をどれだけ減らせるかが重要」と述べた。

 親や教員などの指導者も怒りをコントロールすることが大切とし「子どもは褒めることで育つ。特に発達障害のある子どもは自尊感情を高めるために褒めることが大切」と話した。

 最後に「教員や支援者は子どもの人生を守る」と語り、「独特の発想を教員や支援者が柔軟に受け取り、才能を見つけてみんなに披露して居場所をつくってほしい」と述べた。


【発達障害の子どもへの理解や支援について話す和歌山大学の小野次朗教授(和歌山県串本町西向で)】

紀伊民報-(2013年08月19日更新)